自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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第329回 グリーンフェスティバル トリオの午後

2012-07-03 | コンサート・音楽・宝塚

6月30日(土) 神戸学院大学メモリアルホールで、第329回グリーンフェスティバル

ベートーヴェンピアノ・トリオ全曲連続演奏の3回目です。
曲目は―
ベートーヴェン◆ピアノ・ヴァイオリン・チェロのためのトリオ 第9番 変ホ長調
 ピアノ・ヴァイオリン・チェロのためのトリオ 第4番 変ロ長調 「街の歌」
 ピアノ・ヴァイオリン・チェロのためのトリオ ニ長調 (交響曲 第2番からの編曲)
アンコールで―
 「街の歌」の最終章

ピアノ/鈴木華重子さん、ヴァイオリン/田中美奈さん、チェロ/金子鈴太郎さん


約1年ぶりに行くことができたグリーンフェスティバルです。
いつもは客席の真ん中より後ろに座るのですが、今回はオペラグラスを忘れたので、ステージに近い席に座りました。
ピアノの鈴木さんの手元は見えなかったのですが、ヴァイオリンの田中さん、チェロの金子さんの表情などもよく見えました。おやおや田中さん、演奏中にセキしてるところまで、見えてしまいました。

もともと関西に縁の深いお三方、日ごろから仲がいいようで、とても息の合った演奏でした。
恒例の前後半の間の質問コーナーも、和気あいあいと進みました。

この3人でトリオを組むことになったのは、いつもグリーンフェスティバルのお世話をしてくださっている上村先生と鈴木さんがベートーヴェンのピアノ・トリオをプログラムに上げたい、ヴァイオリンは田中さん、チェロは誰に頼もうか、と話していた日に、金子さんからメールが入って、これは運命だと決まったそうです。

弦楽四重奏などは100回リハーサルしても、合わせるのは至難の業だけれども、ピアノは音程にゆるぎがないので、弦が寄り添える。(住まいが離れているのに加え、)忙しいスケジュールの合間をぬって、今回はとびとびで4回ほどリハーサルができました。というのは、何回ぐらいそろって練習ができたのですか?という質問に対してでした。

素人同士の合奏は技術の差があるし、合わせるのが大変ですが。という質問には、
「まず、ゆ~っくりの練習が基本」とヴァイオリンの田中さん。

ヴァイオリンは立って弾くほうが楽。座っているとどうしても背中がまるくなってしまいがちなので、くさび型のクッションを敷いて演奏しているという田中さん。クッションに気が付いた方^^からの質問でした。

じゃあ後半は立って演奏することにしようと、急きょ決まって、特製クッションは金子さんの椅子の上に移動です。


その後半のプログラムはベートーヴェン自身が編曲した(異論もあるようです)と言われている、交響曲第2番のピアノ・トリオ版です。
金子さんから、オーケストラ100人分を3人で演奏するわけで、特にピアノの受け持つ範囲が広いと解説があったので、さらっと聞き流すことなどできません。
心して^^聴きました。楽しかった~。

他にもおもしろい話がたくさん聞けたグリーンフェスティバルならではの質問コーナーでした。


グリーンフェスティバルの会場に行くのに、明石からのバスが待ち時間も合わせると1時間近くかかることがあります。今回はポートアイランドキャンパスと有瀬キャンパスとの間を結んでいる直通の路線バスを使ってみました。

とても楽に会場まで行けましたが、運行本数が少なくて、開場時間よりだいぶ前に着いてしまいます。
時間調整も兼ねて、近くのインドカレー屋さんでカレーセットをいただきました。

 

 

 

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