JRの駅のベンチがホームに平行から、線路と直角になって大分経ちます。
もっとも、大きな駅になるほど、ベンチ自体少ないから座る機会少ないんですけどね。
ベンチの向きを変更した理由はこんなことなんだそうです。
(JR西日本東京広報室によると)
「数年来、酔ったお客さまがホームから転落する事故が増えています。その防止策です」
国土交通省のこんなデータがある。2013年度に発生した「ホームでの接触」による人身障害事故は221件。
そのうち133件が酔客に関わるもので、33件だった10年前の実に4倍だ。
これを受けてJR西日本安全研究所が事故映像を分析した結果、酔客の行動パターンが明らかになった。
転落の状況は、
「ホーム上から突然線路に向かって歩きだし、そのまま転落」が約6割を占め、
次いで「直立状態から突然大きくバランスを崩して転落」が約3割。
「ホームの端を線路と平行に歩いている最中に、ふらついて足を踏み外して転落」は、意外にも約1割だった。
しかも、大半が歩きだして数秒後に転落していたという。
そこで、まずは新大阪駅のホームのベンチの向きを、線路と垂直になるよう設置した。
線路への方向を変えて距離も延ばすことによって、ベンチから突然立ち上がった酔客の転落事故を未然に防ぐのが狙いだ。
(日刊ゲンダイDIGITAL4/25より)
駅にベンチがあったら座ります。
電車の優先座席が空いていたら、もちろんそこに座ります。
そうしたほうがいい年齢になってしまいましたから。
座席が空いてなくて立っている人が多い場合は、なるべくドア付近に寄りかかって立ちます。
だって、目の前に座っている人が「席を譲ったほうがいいのか?」迷ったら気の毒ですもん。
一日働いて、疲れてるかもしれないのにねぇ。
遊びに出かける元気のある年寄りが譲ってもらうわけにはいきません。