神戸山手大学構内を流れる細い川、宇治川で、ゲンジボタルの発光が初めて確認されたのは2002年のことだそうです。
以来17年、生物学を担当する研究室と所属する学生さんたちが「宇治川ホタル研究部」を設立して、宇治川のホタルの保護と研究を進めています。
そして、そのホタルの飛翔を、期間を限って一般開放しています。
ホタルの出現地はバス通りをほんの少し山側に入った場所にあります。
都会の一角と言ってもいいところです。
HPを見ると、今年のホタルの出現数は少ないみたい。
でも、行けるんだったら行っとこうと、最終日の今夜、行ってきました。
ぽつり、ぽつりと小さな光りを、ほんの少しだけ見ることができました。
ゲンジボタルが成虫として過ごすのは、5・6月のうちの2週間ほど。
1年のほとんどは水中で幼虫として過ごし、成虫になる前の50日ほどは土中で過ごします。
なんと儚い、精一杯の光りなんでしょう。
公開日を過ぎたら、もっとどっさり飛び交ってくれたらいいですね。
ホタルの棲むところにはきれいな水が必要ですが、今日の朝刊に瀬戸内海の水質がよくなりすぎて、海苔の色落ちやイカナゴの不漁につながってしまっていると報道されました。
う~ん、頃合い、塩梅が大事なんですね。