社会人へのスタートが広告業界というつながり^^で、伊集院静さんから林真理子さんに続けます。
読んだのは光文社の40代の女性をターゲットにした雑誌『STORY』に連載されたエッセイの2019年5月~2022年8月までをまとめた『四十雀、跳べ!』。
この間にはコロナ禍あり、日大理事長就任ありと、古稀直前の林さんは難しい局面に立ち向かうことになりました。他誌のエッセイで日大理事長の仕事のことは書かないと宣言しているし、この『四十雀、跳べ!』は2022年7月に理事長就任直後に発行されていますから、ここのところの、大麻問題はまだ発生していませんでした。
だから、巻頭の「はじめに」は理事長就任について、かなり楽観的な記述になっています。
20年以上活動している教育分野のボランティア活動で幹事長を務めていること、日本文藝家協会の理事長をやっているので、多少リーダーの心得があることなどです。
ところが日本大学という日本最大級の組織には学生約7万4000人、教職員―数字を探し出せませんでした―も膨大な数になります。
よほど日大を知りつくし、組織運営に長けたブレーンを集めないと、物書きが情緒的な意気込みだけで改革を成功させるのは難しいでしょう。
アメフト部がらみの対応は林理事長にも落ち度がありました。でも、こちらで勝手に妹分だと思っている林さんには途中で投げ出して欲しくはありません。
3年連続私学助成金全額不交付は大学の質を落とします。助成金交付復活をめざして、林さん、頑張ってくださいね。
本文に日大理事長に関する記述はありません。オシャレや遊び方、楽しい生き方エッセイです。
今日(12/8)は一日中、雲一つない快晴でした。
気持がいいです。平和がいいです。