今年も新聞を愉しむ^^私です。
新聞のよさは自分で選ばない記事でも、向こうから飛び込んでくることがあることですね。
昨日の産経新聞のコラム「アラーキーがゆく」でも、生活面を開いたとたん、1枚の写真に引き寄せられました。
昭和54(1979)年に撮影された、写真家荒木経惟さんが「恥部屋」と名づけていた、写真で埋め尽くされた部屋のカットです。
その部屋に張られた大きなポスターの女の子の写真を、私も持っていました。
女の子の写真が別の媒体に使われたとき、強烈なインパクトを受けて、制作者にムリを言って、六切りか四つ切りだかにプリントされたものを手に入れたのです。
企業のポスターの子どもの写真に、心細さに涙があふれる寸前といった風情のものを使うといった発想が新鮮でした。
生命保険会社のポスターですから、それもありだったのかもしれませんが・・・。
そうなんだ。あの写真は若いころのアラーキーさんの作品だったんですね。
写真を手にした時点では全く知りませんでした。
残念なことに、写真はその後の何回かの引越しで処分してしまったようで、もう手元にはありません。
青春時代の私や、荒木経惟さんと、細~い糸がつながった朝でした。
しみじみ懐かしい朝でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます