ウチから車で五分、道の駅・新潟ふるさと村で「天地人」展が催されてると新聞で知りましたので、配達の途中でちょっと覗いてみましたわ。
まだ早い時間だったのであまり人は居ませんでしたが、新聞によると結構人気があるとのこと。この企画にしてから来場者数が三倍になったって書いてありましたからねぇ… テレビの力なのか役者さんの力なのかは分かりませんが、とにかく凄いですな。
こちらは徳川家康を怒らせたことで有名(?)な「直江状」の原文。下に現代訳で書かれておりますので意味は分かりました。
う~む、確かに挑発的な内容だ。直江兼続はよほど徳川家康が嫌いだったと見えますな。まぁ無理もありませんが。しかし、これだけの長文を書いた書状となると相当かさばったはず、家康さんも受け取った瞬間に尋常じゃないと感じたでしょうね。
おっと、奥にも何か展示してありますが…
その昔、北前船の寄港地だった新潟の町は、高い食文化と厳しい稽古を受けた芸妓さんたちのおもてなしで それはそれは賑わっていたそうです。
江戸時代に発祥した新潟の花柳界は、大正から昭和にかけて最盛期を迎え、京都祇園、東京新橋と並び称されたほどだったそうですから、新潟市の繁華街は今からは想像できないほどの繁栄ぶりだったんでしょうなぁ。
数年前に、社会勉強にと大先輩が料亭に連れて行って下さったことがあり、初めて芸妓さんのお酌で酒を飲んだことがありました。あこがれの世界で唄と踊りと酒に酔い、不覚にも潰れて別室で爆睡、気持ちよく夢を見ていたところで「あにさま」と芸妓さんに声をかけられて目を開けると正気に戻って大慌て… いや~、思い出すと顔から火が出そうなほど恥ずかしい経験です。
自力ではなかなか行けないお座敷ですが、なんとかこの不況を乗り越えて、後世まで末永く継続していって欲しいものです。