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出雲路橋に近づいてくると、左手に上善寺(ジョウゼンジ)のこの立派な門が有りました。
豊臣秀吉の京都改造に伴ってこの地に移ってきた寺なので、お土居が出来た(1951)頃だと思います。
明治の廃仏毀釈によって、深泥池畔にあった地蔵菩薩がここに移され、鞍馬口地蔵と呼ばれるようになりました。
これを祀る写真の六角堂も境内にあって、「六地蔵巡り」の一つになっています。
本堂の周りは、秋にもかかわらず、枯れ葉一つ落ちていません。
吉田松陰に高く評価され、久坂玄瑞・高杉晋作・吉田稔麿(トシマロ)と共に松門四天王と言われた入江九一(イリエクイチ)(私はこの人だけは知りませんでしたが)。
禁門の変(1864年元治元年)で28歳で討ち死にした長州藩士ですが、この寺に他7名と共に首塚が有ります(探したが入れないところに有るのか不明)。
上善寺の前、鞍馬口通りの南側に、昔時々饅頭を買っていた記憶のある「幸福屋」さんを見つけました。
思わず饅頭を数個買ってしまいましたが、店番のおばあさんの示した合計金額が安すぎましたので、優しく正直な私は「間違っているようです」と伝え、更に280円足して払いました。
280円でその名の通り幸福になった私です。
賀茂川が近づいてきて、出雲路橋西詰の交差点が見えてくると、鞍馬口通りは少し上り坂になっていました。
この辺りにお土居があったと思われるので、その土盛りの跡が残ってるためかと推測しましたが、単なる川の堤なのかもしれません。
やっと本当の「口」にたどり着いたのかもです。