島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首40

2013-08-19 | 奈留島百人一首
 
 40. 忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は
            ものや思ふと 人の問ふまで

                       平兼盛(?~990)
 第62代村上天皇の御前で行なわれた「天徳内裏歌合」の「恋」という題で、次の41番の歌と勝負して勝った歌ですが、両者の優劣はつけられないぐらいだったようです。
 高校生の頃の、皆にはやし立てられた恋愛もどきを思い出すような歌ですね。
 平兼盛は36歌仙の一人、第58代光孝天皇のしゃしゃら孫(玄孫)にあたりますし、ややこしいですが59番の詠み手赤染衛門は、実の娘らしいです。
 
 40. 忍ぶれど ついに出でにけり わがゴジラ
             ものや壊すかと 人の問ふまで

         忍ぶれど・に出でにけり・わが・ものや・と・人の問ふまで  24字 同じ
 奈留島の大串に、遠命寺トンネルを掘った時に出た土砂で作ったと言われている、風除けの堤が有ります。
 昭和30年代のゴジラなどの怪獣映画では、大体こんなダムや堤の向こう側で怪獣が暴れて、その前で人間が演技して、合成させる特撮技法が多かったようで、私はこんな大串の堤を見ると、向こう側にゴジラが潜んでいないか心配になります。
 
 この堤の上に登ってみると、ここが私の奈留島で一番推薦する景色、野首(ノコビ)海岸です。
なんとかこの景色を奈留島百人一首に入れたかったので、「出でにけり」だけに頼って無理矢理作成した一首になりましたので、この替え歌自体はダメです。
   写真に免じてお許し下さい。
 
 奈留島の西の端野首海岸、この向こうは東シナ海、ここに上ると「こんな果てまで来たんだよ~!」と叫んでしまいます。

    返事
大雪男さん:奈良時代元明天皇の詔で、郡郷名を好字二字にせよと、日本中の名前が変わり、
    鳴(ナル)島は奈留島になったようです。
     まあ昔から政治はくだらんことをしたがるものですかね。
花水木さん:ドラキュラ並に日中が弱いという意味で、
    夜は夜でドラキュラではなく、雀みたいに弱いです。
     確かに今年の夏はばてました。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 奈留町夏まつり | トップ | 奈留島百人一首41 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (大雪男)
2013-08-19 21:27:38
野首海岸をご存知とは、ひょっとして花水木さんは奈留島の御出身ですか?なかなか綺麗な海岸ですね。元歌はあまりにも有名ですが、歌自体は何のてらいも無く、すらすらと書いた感じですね。鳴島とは何が鳴ってたんでしょうか?
返信する
Unknown (大雪男)
2013-08-20 23:51:53
花水木さん、失礼しました。そうですよね。ジジイの私は写真は自分で写すもんだと短絡するんですよ。沼津アルプスは短い割にはキツかったですが結構楽しめました。
返信する

コメントを投稿

奈留島百人一首」カテゴリの最新記事