三連休です。
10月の三週目は忙しい時期のようで、来年からはここでの連休は廃止となりました。
ご予約が思うように取れなかったお客様、大変申し訳ございません。
僕としては東北遠征してみちのく潮風トレイル、もしくは茨城の常陸国ロングトレイルを予定しておりましたが、真ん中の日の天気予報が悪かったため見送りました。
特に東北遠征は時間とお金と労力(これ重要)がかかるので、条件が整わない限り行かないことに決めました。
かわりに考えていたのがこれ。
「関東鉄道常総線沿線トレイル」
まあ、そんなものは公式には存在しないのですが、一度龍ケ崎~水海道駅を歩いているので、こんどは水海道から先をやってみようと思いました。
ではいきます。
前夜、なーんも準備してないままで、下調べしながら寝てしまいました。
遅くなると雨になりそうなので、早起き必須なのは分かっています。
就寝は結局午前1時。
やべぇ、寝ちまったんだ。
とりあえず目覚ましだけ掛けておいて良かった。
↑取手駅からの機動車。
起きた時点で始発は無理だなー と思いましたが、とりあえず急ぎます。
じゃ二番列車だ、と思いました。
「あ、シューズ履いてくるの忘れた」
車に積んである小さめに感じるシューズしかないな。
駐車場は水海道駅にはないので、調べる時間を考えたら取手駅から居眠りしていった方がいいやと考えました。
駐車場到着は発車の三分前。
シューズ履く時間無ければ走るところですが、やめました。
なので三番列車です。
始発、二番は下館駅直通ですが、三番からは水海道駅で乗り換えです。
↑水海道駅で乗り換えた車両。
終点の下館駅に到着です。
下館駅は水海道駅から13駅目です。
居眠りしたら学生さんたちが結構乗っていました。
常総線は全長51km。
さすがに51km歩くと夜になるし、肉体的にも厳しいです。
最近の僕は弱っているので、区切りよく水海道駅までにしました。
ルートは国道294号線を歩くのが一番短いのですが、ここはやはり常総線に沿ったルートにしたいですね。
はい、下館駅到着。
今日はスマホ頼りのナビゲーションです。
本当はGARMINと二刀流で行きたいところですが、準備不足なもんで。
↑常総線下館駅ホームです。
ローカル線を走る車両は、どこも様々なデザインと配色ですよね。
鉄道ファンならすべてを撮影し、さらにすべてに乗りたいところでしょう。
僕? 僕は鉄ちゃんじゃないけど、数々のトレイルを歩く度に乗るローカル線は雰囲気あるなと思います。
R294を横断して旧R294(県道357になりました)に進みます。
ずーっとまっすぐだと永遠に着かない気がしてしまいますが、今はGPSを見なくていいので楽です。
おお、筑波山。
「紫峰(しほう)」と呼ばれるだけあって
今は春ではないけれど、霞んだ筑波山を見るたび「むらさき立ちたる山ぎわ」という枕草子の書き出しが思い出されます。
ま、このあとに続く言葉は「細くたなびきたる」なんですけどね。
小さな自生の朝顔が目につきました。
夏の花と思われがちですが、俳句の世界で季語は秋。
気温が落ちないのでいつまでも咲いていそうですね。
これはたぶん「アメリカアサガオ」。
R294を渡ると県道357ですが、意外と交通量がありました。
歩道が無い部分もあり、大型トラックが来るとスパイダーマンのように壁に張り付いて、保護色になったつもりになります。
どこに行っても目にする○○観音とか○○神社。日本はそういう国です。
あ、この食堂終わっちゃったんだ。
あれから月日が流れたもんな。それにR294じゃなくなったしね。
バイパスが出来て一気に錆れる商店通りなんかもありますしね。
「下妻」に入ります。
下妻と下館は全然離れてます。
街の方々が花の手入れをしているパターンはあちらこちらで見かけます。
ほっかむりしておばちゃんたちが、しゃがんで一生懸命やってる。そこにおじちゃんがジョウロ持って、言われるがまま水をかけてる感じ?
疲れてきました。
朝ごはんに「なめたけ と 明太子」をご飯茶碗八分目にのせて食べただけなので、お腹も空きますが疲労性の胃もたれをしないように少しづつこまめに食べます。
今日の行動食は「3枚入りマリービスケット」2袋と「えいようかん」チョコレート味1本。
家にあったやつ。
あれ? 米まだ刈ってないぞ。
こいつだ。花が枯れたら軽く触れただけで至る所に種が着くやつ。
たちが悪いのです。
この写真、すっかり秋色だなーって思いました。
「千手観音像」が祀られている らしい。
あ、雨だ。
ちょっと待って、早くない?
でも、空を見ると局地的で降水量としても0mmレベル。たぶんすぐにやむ。
常総線沿いとは言っても、すべて線路脇に道がある訳ではない。
見えるところは数ヶ所ですが、引きが強ければ通りかかる車両が来るという偶然。そこをすかさず写真を撮る僕、って感じ
おやおや「ダンスホール」か。
♪ 安いダンスホールは、たくさんの人だかり、陽気な色と音楽と、煙草の煙にまかれてた ♪
脳内でメロディが流れた人は僕だけじゃないはずですね。
もちろん今はやってないですが、当時は盛り上がってたんじゃないでしょうか。
本格的に空腹感が襲ってきました。
「ストッカー」入ったこと無かったですが、普通にスーパーですね。
小さな春雨サラダとバレンシアオレンジのゼリーを買いました。
裏手にある踏切の脇で食べました。
どこでも座れて、どこでも食べられる人はロングトレイル向きの人です。
でも、踏切の脇で座って食べたのは初めてです。だって、機動車が走って来たら写真撮るでしょ? ブログネタにそういう写真は必要不可欠ですし、わざわざ待つってことはしたくないし。
踏切を通過する人は僕と目を合わせてこないです。こちらが目をそらさなければ大丈夫です。
ほら来た。
踏切で食べるといい事ある。
側溝の蓋に 茨 マークが付いています。
ずーっと付いていたので、刻印は手作業なのかオートメーションなのか、すごい数なので手作業だったら大変だよなーって思ったりしました。
あ!
「春子屋」さん、ここにあるんだぁ。
よくお客様の○○さんが買ってきてくれるんです。
石下の商店街もほとんどシャッターが降りたままでした。
来た!
駅のすぐ脇の道。
家もすぐ脇。
すぐに乗れるけど音もすごいでしょうね。
遮断機降りた。
列車きたー。
ピンクのスポンサー広告は目立ちますね。
「諏訪神社」ここまで来ればあと少し。
疲れたわー。
食事休憩一回のみで機械のように足を動かしていく。
10kmは軽いウォーキング。
20kmで足に痛みが出たりするひとつの関門。ふだん歩かない人はここまでがよし。
30kmで修行僧と化す。しゃがむと立ち上がる時に辛くなり、ふらついたりする。
それ以上、惰性で50kmぐらいはいけるが足がおかしくなってきて、シワの寄った靴下、わずかに触れる縫い目などによって豆ができたり爪が剥がれたりする。
さらに距離を伸ばすと幻覚や幻聴がでてくることもあり、胃が食べ物を受け付けなくなる。
僕の場合こんな感じですけど、すぐに忘れます。
水海道駅到着。
今回のAudible / 高瀬 隼子 「おいしいごはんが食べられますように」
※お客様のYさんからおすすめいただきました。「題名とは違って、もう泥っぽいというか⋯」っていう物語だというので。
所要時間 8時間10分
歩行距離 35.4km
57,000歩