ホット系パーマ

現代の世の中には様々な流行が溢れ、それに興味を示す人々に対してそれぞれの角度からアプローチするのが美容業界でもあたりまえになりました。
最近の記憶に新しいところでは『エクステンション』や『デジタルパーマ』などがポピュラーなところですね。しかし、人間の髪が変わらない限りさほど違った技術や薬品はなかなか望めません。
エクステンションも付けたのはいいけれど、髪は伸びますので外して再度取り付ける作業が必要です。もちろん料金が発生します。デジタルパーマも初回は割ときれいにかかりますが、縮毛矯正と同じ原理で施術するのでダメージとの戦いになります。それでも結果が出れば良いのですが、失敗やトラブルも多いのが現状です。
僕たちも流行に乗って技術を提供したいところですが、その場しのぎの一回きりにお客様をしてしまう訳にはいきません。長い間お付き合い出来る仕事をするために、流行だけではない技術を提供して信頼関係を大切にするべきと心得ます。
そこで、『さて、良い方法はないかな？』となりなりますね？色々と実験や研究を重ねて、その方法を見つける努力をしています。
画像は『デジタルカール』のような質感をハイダメージ毛にかけるための実験です。モデルの髪はパーマ液を付けた時点でちぢれ上がる事が容易に想像出来る程に痛み切ったカラーリング毛です。
仕上げにはブラシやアイロン、カーラーなどは使わないで、ドライヤーを軽く当てるだけのナチュラルドライにしました。
人それぞれに対応方法も変わりますし、出来る出来ないの判断も変わります。僕たちは仮にあまり良い結果が得られなかったとしても、それきりにする事なく、解決方法や今後の判断材料として信頼感の持てる仕事をしていくための努力をしたいと思っています。