キタダケソウ

この連休で、南アルプスの主峰「北岳」に登ったわけですが、北岳と言えば「キタダケソウ」がこれまた有名なんですよ。(絶滅危惧種です)
このキタダケソウは北岳にしか咲かない花でしてね、この残雪期にわざわざ苦労して登る人たちのほとんどがキタダケソウ目当てです。
僕が登った前日に無理して立ち入り禁止区域に入って、滑落→顔面血だらけ→ヘリ出動なんて事件があったそうです。
それだけ夢中にさせるこの花、画像のこれですが、皆さんの感想はいかに？(ま、ただの雑草といえばそれまでですがね)
ハクサンイチゲという、似ている花があるのでそれに紛れ込んで、まったく目立たないのですよ。ハクサンイチゲはそこら中に咲いているので、目につく花のほとんどはこれです。
なので、登山者同士で情報交換となるわけです。僕も偶然にその花を見つけた人と仲良くなりまして、「私を師匠と呼びなさい(笑)」と言われ、僕も「僕もこんなところで師匠にお目にかかるなんて光栄です(爆笑)」と返したわけで、なんと山小屋に着いたらまたその師匠がいたわけで…。
それからというもの、さらに知らない者同士誰彼構わず巻き込んで大騒ぎになったわけで(笑)。
ま、楽しかったということですね♪

間ノ岳

話の続きです。
結局、間ノ岳(あいのだけ)に行きました。
予報は昼頃から雨。朝食を一番にたいらげ、5時25分に北岳山荘をスタートしました 。
一般的なコースタイム3時間のところを、2時間10分で往復しました。
今日は昨日と違って割と調子がいいので、このまま一気に下山することにしました。ところがどっこい、まだ稜線上にいるうちに雨が降りだしました。予報よりも3時間も早く降り始めるなんて…。
芦安行きの15時10分のバスに乗るために、頑張って下山していましたが、思ったよりも速いペースで、自分の中に欲が出てきました。「もしかしたら11時50分のバスに乗れるんじゃないかな」。
一般コースタイム1時間半を残したところで、バスの発車時刻まであと50分。さて勝負！
結果は最後走ってギリギリセーフ！普段の修行の成果が出たと言う事でしょうか(笑)。
下山後、ついに雨が本降りになりました。
雨にはあまり濡れなかったけど、汗でびしょびしょになりました(笑)。

北岳

今、北岳にいます。
富士山の次に高い山です。
月曜日は日曜日と打って変わって、快晴となりました。ところが、火曜日はどうやら下り坂です。
今の時刻は火曜日の午前４時ですが、北岳山荘の外は強風となっています。
このまま下山するか、となりの間ノ岳まで行くか迷っています。間ノ岳まで行けば、間違いなく雨に打たれてしまうでしょう。
画像は北岳から見た間ノ岳です。