知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『日本は・日本人は凄い 2(プロジェクトX 挑戦者たち「東京タワー建設」)』 ―東京タワー 恋人たちの戦い  世界一のテレビ塔建設・333mの難工事―

2021-04-14 12:01:18 | 技術

『日本は・日本人は凄い 2(プロジェクトX 挑戦者

 たち「東京タワー建設」)』

 『東京タワー 恋人たちの戦い  世界一のテレビ塔建設・

 333mの難工事』

 

1961年ごろの東京タワー(エッフェル塔と同じ、トラス構造は美しい)

ウイキペディアより引用

 1958年(昭和33年)、自立鉄塔としてはエッフェル塔を超え世界一の高さとなる、地上333メートルの総合電波塔「東京タワー」(正式名称:日本電波塔)が完成した。 

  NHK総合テレビ放送された「プロジェクトX 挑戦者たち」。 熱い情熱を抱き、使命感に燃えて、様々な困難を乗り越え"夢"を実現させてきた「無名の日本人」たちの姿は、全国で感動を呼び、社会現象にもなった。

 

この番組の(再)放送の中で、感激したのは、

とび職のリーダー『ぼうしん』(棒芯)の方の工事期間中の写真でのお見合いと、アンテナ部(80ⅿ)設置完了の翌日にご結婚、 

 

 棒芯(ぼうしん)とは、日本の建設業界等の慣例的用語で、現場で作業に当たる各職種それぞれの技能工集団の統率者のことを言う。 技能工の移動により流布したもので、語源、出自は明らかでない。 「棒の芯」であり、技能工集団の中心部であることからこう呼ばれ、一般に施工班(職人)の親方の事である。

 

東京タワー完成後に、ご結婚された現場監督の方の、工事期間中の恋人への万年筆での達筆なレター100通以上が、素晴らしい。

 

 更にありました。

台風(最大風速・秒速17ⅿ以上)並みの風速・秒速15mの中で、その暴風が息をついた瞬間を見逃さずに、アンテナ部(80ⅿ)の吊り上げ設置を成功させた。 その時の掛け声が『ゴーヘイ』でした。

 ゴーヘイ』とは、つり荷を巻上げの合図で使われます。 語源は「巻け」を意味するgoahead(ゴーアヘッド・ゴーサイン[OK]を出す)から来ているそうです。 

  実際に「ゴーヘイ」「 由来 」「方言」で検索してみると「ゴーヘイ」が船を前進させる意味として徳島や熊本の方言として使われているようです。 おそらく九州、四国ではそのまま方言として使われていたと思います。 船を前進させるという意味なら海軍での「ゴーヘイ」はつじつまが合います。 船の指示がクレーンの指示に適用され、玉掛け、クレーンでも方言を使っているのではないかと思います。 多分使われ始めたのは、江戸時代の終わりごろのことでしょうか。

go ahead(ゴーアヘッド・さあどうぞ)もあります。

逆に、巻下げは「スラー(スライ)」。 語源は 「下げ」を意味するslack away (スラックアウエイ)やslacken(スラッケン) が変化したものといわれています。

言語は、奥が深く楽しい。

                      (20210414纏め、#314)

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