知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『我が家に来て、4年目に入った胡蝶蘭、2鉢6本は自由に育つ』 ―好奇心から支柱せず自由に育てたら、花直径が14㎝・花並びも自然体に―

2021-07-01 11:09:58 | 

『我が家に来て、4年目に入った胡蝶蘭、2鉢6本は自由に育つ』

       ―好奇心から支柱せず自由に育てたら、花直径が14㎝・花並びも自然体に―

 

胡蝶蘭という花は、祝典に飾られる高額の可憐な、綺麗な花との印象がありましたが4年前に、祝典に飾られた後に、何かの縁で、我が家にやってきました。 育て方の勉強もせずに、一年中、東側の出窓に置きっぱなしで、時々水を与えるだけでした。 祝典用の胡蝶蘭の価格は、有名な○○○花壇によれば数千円から数万円とのこと、意外でした。

 

自戒の念から、さらなる無神経さは、花芽が出ても支柱を立てない、胡蝶蘭ファンには怒られそうな全く話にならないダメなアラ傘寿でした。 小さいころから支柱で枝の矯正をする『針金掛けとか、支柱をする盆栽』嫌いでしたので、それをフッと思い出したからでしょうか、この胡蝶欄2鉢には支柱立てせずに育てています。

 

支柱立てですが、『花茎がある程度伸びてきたら支柱を立て、花茎を上向きに支えておきます。支柱を立てずに開花させると、花の向きがばらばらになり、あまりきれいに咲きません』と言われています。 この御指南の通りでした。

 

我が家で4年目の白色胡蝶蘭

 

我が家で4年目のピンクの胡蝶蘭

 

余談ですが、『針金掛けと支柱をする盆栽』に少し理解を持てたのは2017年に開催された『世界盆栽大会inさいたま』を見て以来です。 この時、大会の五葉松のシンボル盆栽を大勢の見学者の後ろから背伸びをして待っていたら、すぐ後ろの外国人に話かけられました。 

 

聞くと『南ア』からの方で出品者兼講師を務められるとのこと。 五葉松のシンボル盆栽の前に、やっと出られて、揃って見学、その時教えて頂いたのが『盆栽の見方ですが、肝心なのは下から見上げてみて、巨木を感じるものがよいものです』と、目からうろこでした。

 

表題に戻ります。 

胡蝶蘭は寿命が、数年から数十年と長いので、アラ傘寿の爺には余生一杯では不足なほどの付合いになりますので、胡蝶欄のこと少し調べてみました。

 

名前の由来もユニークです。 花の形が『蛾に似ている』という理由だそうですが、ちなみに、『蛾』は英名にも入っています。
英名: Moth Orchid(Moth=蛾、Orchid=蘭)
英名でも学名と同様に『蛾』の要素を残して、『蛾の蘭』と言われているのです。 日本人にとっては色とりどりの優美な胡蝶蘭が「蛾の蘭」というのは、意外な感覚かもしれません。

胡蝶蘭には名前に『蝶』という文字が入っています。日本では、胡蝶蘭の見た目は『蝶が舞っている』ようにとらえられた、と言われています。 文化によってとらえ方は違うものなのですね。

 

胡蝶蘭の原産地は、東南アジア、マレーシア、インド南部、スリランカ、オーストラリア、中国南部、台湾南部、フィリピン、インドネシア、パプア・ニューギニアなどです。 胡蝶蘭は熱帯の植物なのです。

特質として、『乾燥に強い一方で多湿を好む』という側面を持ち合わせています。胡蝶蘭は、夜間にCO2を吸収します。夜は温度が低く湿度が高いので、株内の水分が失われるのを防ぐことができます。 そのため、乾燥に強いのですね。ただし、胡蝶蘭は寒さには弱いのでご注意くださいとありました。

 

更に、胡蝶蘭は、その華やかな見た目とはうらはらに、香りがほとんどありません。 花びらの奥に花粉がかたまっているため、花粉もほとんど落ちません。
お花の香りを好む人もいると思うのですが、長期に渡って会社などで飾ってもらう場合を想定するならば、好き嫌いのあるような香りがないこと、 花粉の飛散がないことは大きなメリットです。

胡蝶蘭は長持ちしやすいお花ですので、せっかくなら長く飾っていただきたいですよね。 お家に飾る時もこれらの特徴(香り・花粉)はメリットが大きいと思います。 我が家の胡蝶蘭2鉢とは長い付き合いになりそうです。

(20210701 纏め #352)

 

コメント
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