『紫陽花・アジサイのこと(原種がガクアジサイに驚き)』
―紫陽花」は、唐の詩人白居易が別の花、おそらくライラックに に付けた名―
カメラを、ぶら提げての散歩中には『花鳥風月から犬猫太陽』までなんでも撮
りますが、自分にとって撮りやすい花は『蓮、水蓮、薔薇、曼殊沙華、梅、アジサイ・・・など』です。 アジサイの原種がガクアジサイです。
地味なガクアジサイ一輪
花に見えるところは『がく!』本当の花はどこにあるの?
紫陽花の花は、装飾花と両性花です。 まず、装飾花とは、一般的に花と認識されている部分のことを指します。 つまり、花びらが3~5枚あるように見えている部分のことです。 一方で、両性花はガクアジサイやヤマアジサイの花房の中心部分にある、地味な花のことを指します。 ガクアジサイの装飾花に囲まれた部分のことです。
アジサイの語源ははっきりしないが、最古の和歌集『万葉集』では「味狭藍」「安治佐為」、平安時代の辞典『和名類聚抄』では「阿豆佐為」の字をあてて書かれている。 もっとも有力とされているのは、「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」がなまったものとする説だそうです。
日本語で漢字表記に用いられる「紫陽花」は、唐の詩人は白居易が別の花、おそらくライラックに付けた名で、平安時代の学者源順がこの漢字をあてたことから誤って広まったといわれている。 草冠の下に「便」を置いた字が『新撰字鏡』にはみられ、「安知佐井」のほか「止毛久佐」の字があてられている。
日本語だからこそ、豊かな表現ができるようです。 改めて日本語は凄いと思います。
(20210811纏め、#370)