『COVID-19は長期戦に備えて 4(デルタ株 蔓延の中で)』
―感染者数の推移を、中国・台湾・韓国・日本・イスラエルで比較―
繰り返しになりますが、いかに厳しい状況かは、Fund Garageのウエブ情報の引用です。
『日本は人口が1億3千万人もいる国であるにも関わらず、少なくともその感染者数も死亡者数も世界中や世界各国の状況と比べると桁違いで少ないことは事実である。 ならば何故そんなにヒステリックに騒ぐ状況になっているかと言えば、恐らく「国民性」が一番要因としては大きいだろう。 そして現在、そのヒステリックに騒ぐ状態の根拠となっているのが、「医療体制の脆弱性」だ。 これだけの人口が居る経済大国(落ちぶれても世界第3位のGDPを誇るのは事実だ)で、僅か2,000人未満の重症者数で医療崩壊が起き、悲惨とも言える悲劇が起きたりしているのは事実だ。』
『医療体制の脆弱性』は、政府・行政を含む広義の『医療体制の脆弱性』です。
(20210821)人口100万人あたりのCovid-19 感染者数の推移
(中国・台湾・韓国・日本・イスラエルを比較)
このグラフの世界の感染者数の推移から変異株、特にデルタ株の影響で世界全体が増加傾向にあります。 このグラフは対数グラフで纏めていますので、最近の大きな変化は読めませんので、対前月末比を計算して下記します。
人口100万人あたりの新型コロナウイルス感染者数の前月末比
世界 110%
中国 103%
台湾 104%
韓国 119%
日本 139%
イスラエル 113%
日本・韓国・イスラエルの増加は世界平均を上回っています。
中国のデータは今後の推移待ちですが、一部のニュースでは、デルタ株の影響がで始めたようです。
マスコミ・メディアは、政治家・大企業への気遣いは、すでに十分ですので遠慮なく、視聴者の皆様に理解頂いた上に、世論に影響できるように、『数値(PPM)とその推移・傾向をグラフで、海外の国々との比較も』報道して欲しいと以前から思っています。
政府と行政のCovid-19 対策は、法律・規制がらみとはいえ、大半が、後手・後手に回っています。 やはり感染症対策は、基本の『PCR検査無償化拡大で陽性発見、陽性者の隔離(自主率先隔離・お願い隔離・強制隔離)と治療』です。
『空室率の高いホテル』や『ハコモノ行政で造った建物』の活用です。 これらをどんどん進めないと『負の遺産(各種費用・手当)・景気回復の遅れで先の税収入減少等』をどんどん拡大します。
政府・行政の皆様の想像を絶するほど、ご多忙とは存じますが、総括的検証がなかなかできない国柄ですので、よろしくお願いします。
(20210822纏め、#377)