知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

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『お金で歪むスポーツの世界 1 これをマスメディアが加速』ーオリンピックから見えてくる、現代のマスメディアとスポーツ競技会の関係ー

2021-02-04 08:35:56 | スポーツ

           『お金で歪むスポーツの世界 1 これをマスメディアが加速』

ーオリンピックから見えてくる、現代のマスメディアとスポーツ競技会の関係ー

 

先ずは、プロボクシングのファイトマネーのこと、ウェブ情報から;以前に、

フォーブスは「世界で最も稼ぐスポーツ選手」2015年版ランキングを公開した。 1位に立ったのはボクシング界の帝王、フロイド・メイウェザー・ジュニア。 ラスベガスで開催された対マニー・パッキャオ戦も記憶に新しい彼は、年間3億ドル(約368億円)という金額を稼ぎ出し、これまでスポーツ選手としては最高額だったダイガーウッズの記録、年間1.15億ドル(2008年度)を大幅に塗り替えた。

フロイド・メイウェザー・ジュニア 対 マニー・バッキャオ戦

ウキペデイアから引用

古代に、皇帝が自分の保身のための人気取りに見世物として開催した闘技会と、現代のマスメディアとスポーツ競技会の関係を考えると、見えてくる現代のマスメディアの役割と目的(金儲け至上主義)。 さらに驚くのは、選手は負けても、大半のファイトマネーを貰える実例が多くある仕組み。 これは勝者への賞金ではなく出演料(ギャラ)です。 『放映権料・お金がすべて』の世の中です。

 これもウェブ情報ですが;

同じ陸上競技でも、トラックで行う競技(100mなど)は、追い風何メートル以下といった条件が決まっているし、競技条件がかなり限定されるので、『世界新記録』という言葉が使われます。 マラソンなどの場合、その大会ごとにかなり条件が違ってくるので、『世界最高記録』という言葉が使われます。

オリンピックロンドン大会のマラソンコースは殆ど往路・復路が異なる、これを反省したか、リオ大会のコースは、かなりの部分が往路・復路が重なり、2020年の東京大会のコースは、いろいろ回りますが、往路復路は同じです。 

プロのボクシングも、アマのマラソンも、選手の名誉よりもマスメディアの『金稼ぎ』が優先され、選手も Millionaire への最短距離の手段に選ぶようになりました。 マスメディアの視聴率至上主義は、プロボクシングのファイトマネーを過熱させ、マラソンのコースさえも観客動員数を上げるために、街中をグルグル回しました。 この最悪の例が紳士の国・英国のロンドンでした

2004年まではマラソンは世界最高記録というものでしたが、2004年からは一定のコース条件を満たせば世界記録となりました。 例えばずっと下りで一方通行のコースで絶えず追い風が吹いているようなコースは記録が出やすいので新記録と呼べません

 これが主な基準です
1.コースの長さは競技距離より短くてはならず、かつ誤差は競技距離の1000分
の1以下(マラソンでは 42m 以下)。  注)それでも誤差最大42ⅿも。
2.上記の条件を満たすべく、距離の測定にあたっては 1001m をもって

 1000m=1km とする
3.
スタート地点からゴール地点までの標高の減少は競技距離の1000分の1 以

下(マラソンでは 42m 以下) *全体が下り坂基調のコースを禁止するため。
4.スタート地点とゴール地点との距離は、直線で競技距離の 2 分の 1 以下

*一本道の直線に近いコースでは気象条件によっては常に追い風になる可能

性があるため。 往路・復路が同一が基本、なんでも基本は大事にしたい。

マラソンでは、世界最高記録(Best record in the world)から、世界記録(World Record)に変わり、その他の徒競走は、世界新記録(New World Record)となっている。 これでも曖昧さが残りますが、これに慣れることが肝要のようです。

 団体競技に至っては、その違反行為を規制・ジャッジすることは難しいはずです。 イングランド発祥の『アソシエイション フットボール』も『ラグビー フットボール』も世界各地に普及していったが、イングランドが1707年に植民地化を計ったアメリカ大陸も同様だったと考えられます。  素人的に言えば前者に『手を使える』ようにして、後者に『前にボールを投げられる』ようにして自由さを拡大して、パワフルにしたのがアメリカンフットボール(アメフト)です。 20世紀に入ると、このスポーツでの負傷や事故の多さ(死亡事故も含む)が社会的問題となった。 時には「殺人ゲーム」と呼ばれるほど粗野で野蛮なゲームであったため、次第に世間からの非難の声が高まっていったことがあり、改善・改革が必要な歴史があった。 

最近の日本であった、このアメフトでの傷害事件ですが、『ここまでやった根っこ』には『スポーツでお金を稼ぐための個人と組織の拡大と維持至上主義』ではないでしょうか。 アメリカで、ある時期にやった改善・改革のような、広範囲の組織の中での対策が日本でも必須です。

どっかの議員が言いました『それ、カネメでしょ』、ある作家も言っています『金の流れを見れば、すべてが判る』と。       (2018603纏め 20201128追補、20210204追補、#020)


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