『高地の街、エル・アルト(標高4,150ⅿ)と ラパス(標高3,593ⅿ)』
―富士山より高いところに住む? 生活の基本の食料がとれれば―
昔は、呑気なもので、国際ビジネスマンなどと変な英語を使う割には、『途中寄航(トランジット)』も『途中降機(ストップオーバー)の区別もよくわからず飛行機をよく利用していました。
アルゼンチンのブエノスアイレスに商用出張したときに、ボリビアのエル・アラト(ラパス)空港に途中寄航(トランジット)したことがありました。 軽く水割りでも一杯の気持ちでターミナルビルに行こうと飛行機のタラップに向かいました。 すぐにタラップの水平部分で目にとまったのが、しゃがみ込み、酸素吸入器を付けている二人のご婦人でした。
以前、山男だった自分は、『自分の場合、酸欠症状は、数時間は発症しない、大丈夫だ』、酸欠の二人のご婦人を横目に、さっさとターミナルビルに向かいました。 やはり罰当たりでした。 深夜にも近い時間でしたので当然、ラウンジは開いてはいませんでした。 機内に戻りCAに尋ねると『昼でもアルコール類のサービスはしていません』とびしゃり、ごもっともです。
表題に戻ります。
エル・アルト市
ウエブ情報から引用
ラパス市からエル・アルト市方向を望む
ウエブ情報から引用
実質上の首都ラパス(憲法上の首都はスクレ)に隣接し、ラパス都市圏の一部を形成する。 ラパス市街は峡谷の地形に構築されたが、エル・アルトはその南西に位置するアルティプラーノ(Altiplano)と呼ばれる高原平地にあり、標高4,150m、世界で最も標高が高い都市の一つである。 よって酸素濃度が低く冷涼で乾燥し、夏(最暖月)の平均最高気温が16.4°Cという寒冷地型気候であり、夜間から未明にかけては氷点下まで冷える。
より低地にあって比較的気候が安定し、かつ峡谷沿いの盆地構造のため平地部の少ないラパス市街に富裕白人支配層を温存したまま、その郊外化に伴い斜面に沿ってスプロール(都心部から郊外に向けて、無秩序化詰む計画に開発が進められる状態)した結果、より標高の高いこの地にラパス市域を超える人口拡大をした。 結果的にはラパス住民よりも貧民層である原住民の多い人口構成の隣接市が構成され、500メートルほどの高度差でその首都を見下ろす市街域となっている。 2001年の国勢調査の時点で人口は65万弱であり、8割を原住民族(約74%のアイマラ人と6%のケチュア人)が占め、残りの約20%はヨーロッパ系の子孫となっている。
1952年以来の農地改革の動勢により、近郊の農村地域からラパス周辺にかけてはボリビア国内では最も成長著しい地域である。 また、近年の商工業の成長によって、エル・アルトの地元では「ボリビアの経済首都」との呼称をも望んでいるが、実質的にはラパスへの通勤者のベッド・タウンである。
乾燥させた草を補強に混ぜた現地の土から成型される「アドべ」と呼ばれる日干しブロックを積んだ建築物によって、低層ではあるが密度の高い街区が構成されている。
ラパス(通称、正しくは、ラ・パス)市
ウエブ情報から引用
ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラパス(西: Nuestra Señora de La Paz)、通称ラパスは、ボリビア多民族国の首都。 憲法上の首都はスクレであるが、ラパスは行政・立法府のある事実上の首都である。 これは、1825年の独立以来首都であったスクレを基盤にしていた保守党政権を、1899年の「連邦革命」によってラパスを拠点とした自由党が打倒し、議会と政府をスクレからラパスに遷したからである。なお、現在も最高裁判所はスクレに存在する。
ボリビア(ラパスとエル・アルトの国)
ボリビア多民族国(Estado Plurinacional de Bolivia、ケチュア語族: Buliwiya Mama Llaqta、アイマラ語: Bulibiya Suyu)、通称ボリビアは、南アメリカに位置する立憲共和制国家。 ラパスは世界最高高度にある首都となっている。
ラパス滞在二日目ぐらいに発症する高山病ですが、今迄に経験したことのない『頭をキリで刺されるような痛み』です。 ホテルの上層階から、『本能的に』下層階のロビーに、階段を這って降りたくなります。
(20210911纏め、#380)
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