『花の世界 3(ソメイヨシノは特別なさくら)』
ー寿命50-60年で他の桜の寿命数百年に比較極端に短いので「幹生花」をー
近くの三ツ池公園は、『日本のさくら名所100選』にも選ばれた、最寄りの、お花見のメッカ(桜76種、約1,600本、大半がソメイヨシノ)です。又このシーズンには桜について、テレビを通してよく聞くのが『ソメイヨシノはクローンで病気に弱く、寿命が短い』と言われています。このソメイヨシノの満開の咲き様・散り際、もしかすると木の短寿命もあり『悲喜こもごも』の場面で、愛でられ、悪用もされてきた歴史があります。
更に、ソメイヨシノの不思議は、下の写真の『幹生花』(at大井町の病院)は地面から、約30㎝。この『幹生花』は、若木にはなく、古木になるほど地面に近づき、花数も増える。他の桜の『幹生花』は、例として小品盆栽仕立てにした場合が、あるのみ。
又、ソメイヨシノは高木で、その寿命50-60年で、他の桜の寿命、数百年に比較、極端に短い。ソメイヨシノは、自らも悟っていて、古木になると、子孫繁栄のため『幹生花』咲かすのでしょうか。
以下はウェブ情報です。
クローンとは、『分子・DNA・細胞・生体などのコピー』と言われ、
❶分子➋遺伝子❸細胞❹生物クローンがあり、クローニング技術で作成される。
最近の先端クローン技術とは、人間が手を加えたものであるが、昔から自然界で無性生殖・単為生殖でクローンは存在してきた。さらにクローン技術とは認識されてなかった時代でも、簡単なクローン技術の挿し木・接ぎ木がある。
ソメイヨシノとはエドヒガン系の桜と日本固有種のオオシマザクラの雑種の、交配で生まれた日本産の園芸品種。遺伝子研究の結果、ソメイヨシノはエドヒガンと、オオシマザクラの雑種が、交雑してできた単一の樹を、始源とするクローンであることが判明している。
『交雑』の場合は、クローンと言えるのかズブ素人は悩みます。クローンはギリシャ語で『植物の小枝の集まり』を意味。日本の挿し木・接ぎ木を彷彿させます。
一般的に雑種は、雑種強勢現象もあり強靭・長寿命ですが、このソメイヨシノの寿命は50-60年で短い、もとのエドヒガンには500年以上、更に長寿のものは、2,000年以上があり、オオシマザクラも推定樹齢800年以上が生存する。
日本には、『幹生花』のソメイヨシノがあり、自分が住んだことのある、亜熱帯・熱帯の香港・パナマ・シンガポールで見たのが下の写真の、『幹生果』パラミツです。これを見ると、熱帯・亜熱帯らしさに感激したものです。
地球は、やはり掛け替えのない・奇跡の星です。
追記;iPad イコール 携帯百科事典を片手に散歩は、距離も時間も忘れます。
(20170405 纏め)(20190303 改 #080)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます