知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『「角土俵、ノコッタノコッタ」vs丸土俵vs格闘技のリング』丸土俵は横に回り込んで攻めを回避ができます。 さらに徳俵もあります。  丸土俵には『知恵と思慮』があります。

2021-01-29 16:58:36 | 格闘技

   『「角土俵、ノコッタノコッタ」vs丸土俵vs格闘技のリング』

―丸土俵は横に回り込んで攻めを回避、さらに徳俵もあり、「知恵と思慮」が―

 昨年の夏のこと、日経の文化欄に四角い土俵、『角土俵ノコッタノコッタ』が載っていました。 それ以来、角土俵と、丸土俵と『リングと呼ばれているのに四角』の格闘技のリングのこと気になっていました。 格闘技には、稀に、メキシコのプロレスや、アメリカのTNA(インパクト・レスリング)に変形(六角)リングはありますが、丸いリングは聞いたことはありません。

 

その日経記事の抜粋です。 

 室町後期に設けられ、500年以上受け継がれる四角い土俵がある。 中国山地を間近に望む岡山県勝央町(しょうおうちょう)の植月地区で、全国で唯一現存する角土俵での相撲競技が続く。

 

 大相撲でおなじみの土俵は今では円形が当たり前だが、かつては四角だったという。 例えば「角力」と書いて「すもう」と読み、業界のことを今でも「角界」と呼んだりする。 「角」は「力比べ」の意味だが、古い土俵の四角い形も関係しているのではないだろうか。 理由は不明だが、江戸期になって丸土俵が現れ,しばらく各地で角と丸が混在していたが、元禄年間にはほとんどが、丸土俵に統一されたという。 角土俵は東北や中部地方に存在したようだが、今そこで相撲をとっているのは、植月だけとみられる。

 

 大相撲で『丸土俵の回り込みと、徳俵で残して勝った』名シーンを思い出しますが、今まで、角土俵には、自分はお目にかかったことはありませんでしたし、先ず、土俵(どひょう)とは、土を盛って作る相撲の競技場である。 に土を詰めた袋(土俵)を使っているため特に土俵場(どひょうば)と呼んでいたが、これを縮めた呼称であると、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)にあります。 この土俵場の上に作られたのが、当初の角土俵でした。

 

さらに、ウエブ情報です。

 相撲において古来、相撲節会に土俵なるものはなかった。『相撲伝書』によると鎌倉時代に見物人が直径7 - 9メートル(4 - 5間)の輪を作り、これを「人方屋」と称したという。これが土俵の起源である。江戸時代に大相撲興行が始まり、「人方屋」では特定の力士の贔屓が手を出して勝負を妨害するなど喧嘩が絶えなかった。このため、まず寛文年間(1661 - 1673年)にリングのように4本の柱の下に紐などで囲ったものになった。それを俵で囲んだものとなり、四角い土俵になった。なお四角い土俵は各地の神社や南部相撲などに現存し使用されている。次に大相撲では延宝年間(1673 - 1681年)に、東屋作りの屋根の下に四神を表す4色の布を巻いていた柱の方屋の下に、五斗俵による3.94メートル(13尺)の丸い土俵が設けられた。享保年間(1716 - 1736年)、俵を2分の1にし地中に半分に埋めた一重土俵ができた。これに外円をつけて二重土俵(これは「蛇の目土俵」ともいう)となった。これは内円に16俵、外円に20俵いることから「36俵」と呼ばれた。

 

 余談ですが、自分の経験です。 昔、男子高校時代の放課後の部活・ロードワークでよく会う、ジュニアボクシング選手(相手がなく不戦勝ち)で県チャンプになった後輩との『3ラウンドのスパーリング(模擬戦)』の相手を先輩から頼まれたことがありました。 自分の体重はライト級で相手はミニマム級(当時はモスキート級と呼ばれていた)で、当然ヘッドギア装着のスパーリングとは言え酷い体重さの組み合わせでした。

 

 1ラウンド目に、四角いリングのコーナーに追い込まれた時の『自分の恐怖』と、3ラウンド目に小柄な相手を、怒りに任せてコーナーに追い込んだ時の『不安(この体重さで体重を乗せて打って大丈夫か)』がありました。 四角いリングは、理由あっての四角を理解した瞬間でした。 丸土俵は横に回り込んで攻めを回避ができます。 さらに徳俵もあります。 丸土俵には『知恵と思慮』があります。           

           (20190622纏め、20210129追補、 #104)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『BMI(ブレーン・マシン・イ... | トップ | 『今、そこで始まっている大... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

格闘技」カテゴリの最新記事