今年一番の猛暑のため普段にも増して頭の働きが悪いこんな日には、オピニオンはお休みして、ちょっと怖い夢も含めて夢の話で軽く流すことにしよう。
私は高齢で子どもを産んで夜中の授乳習慣を経験した頃から不眠症気味となり、夜な夜な4、5本立てで夢を見ては夜中に何度も目が覚める。
朝起きた時点でよく憶えている夢もあれば、夜中には憶えていたのに朝には記憶がない夢もある。おそらく皆さんも同様であろう。
強烈に記憶にあるのはもう十年程前の話であるが、枕元を“ヤモリ”がはう夢だ。あれは夢というよりも幻覚に近かったかもしれない。その形といい動き方といいあまりにもリアルなヤモリだったため、私は飛び起きて行き先を確認した。隣でまだ幼い子どもが寝ていたため、子どもに害が及んでは大変と本能的に子どもを助けようとしたのだ。しかし“ヤモリ”の逃げ足は速く、行き先はわからない。怯えつつも布団に入った。朝起きた時点ではその“ヤモリ”のことはよく憶えているのだが、現実だったのか夢だったのかの判断がつかない。不思議なのは時間の経過と共にやはり夢だったと確信できてくることだ。
同様に幻覚に近い夢は多数ある。部屋の中を多数の蝶が飛びまわったり、蜘蛛が部屋中に巣を張り巡らしたり、シャボン玉が膨らんでは消えまた膨らんでは消えたり…。すべて、時間が経てば夢だったことは判断がついている。
音の夢も多い。
子どもがまだ赤ちゃんの頃、どうしても隣の部屋で鈴のような音がする。ちょうど、赤ちゃんのおもちゃのガラガラを振っているような音だ。私は起き上がり勇気を出して隣室を見に行った。特に変わった様子はない。気のせいかと思い部屋に戻って布団に入るとまた聞こえてくる。もう一度見に行った。やはり変わりはない。そしてまた戻って…。 あの夢の真相は未だ不明であるが、後々繰り返すということはない。
幼い頃の記憶が夢として表出することもよくある。
昔、お遍路さんのような格好をして深い編み笠を被った僧侶のような人がよく家の玄関先に訪れてお経を唱え、祖母が小銭を渡すと消え去っていったのを、私は祖母の後ろに隠れてよく見ていた。 幼い私にとっては編み笠で顔が見えず低い声でお経を唱えるその僧侶風の人の姿が不気味で怖く、その影像とお経の音声が今尚強烈に私の脳裏に刻まれている。 その僧侶風の人が夜中に我が家にやって来てお経を唱え小銭をせがむ夢をよく見る。そのお経の声がやたらリアルで相当恐怖の夢である。“何でこんな夜中に都会のマンションの上階まで訪ねてきてしまったのだろう、オートロックなのにどうやって入ったのだろう。早く小銭をあげないと帰ってくれない。おばあちゃんももういないし困った…、どうしよう…”と布団の中で切羽詰る夢なのである。この夢を今尚何度も見る。
さて、怖い夢の話の後は、ゆうべ(正確には今朝方)見たちょっと滑稽な夢の話をしよう。
登場人物は私と大学時代の友人(女性)とどなたか不明の外国人男性、その他エキストラが少数である。<この友人はこの春娘さんが東京の大学に入学したこともあって久しぶりにお会いし、たまにメールも頂いている。そのために今回の私の夢の中に登場したものと考察できる。> なぜかこの3人で旅行に行くことになるのだが、行き先が静岡県の伊東市である。<この伊東市に関しては身内の先祖の墓があり、何度か訪れている。遠方ということで墓の管理が大変なため、墓を移転しようかと今身内一族で話し合っている最中であるため夢に出てきたものと考察できる。>
そして古い旅館に宿泊するのだが、よく訳がわからない展開の後、会計の段になって係の人が外国人男性に支払いを要求している。その男性はなぜかエジプトポンドで支払いをしようとするのだが、これが分かりにくくて2人で困っている。 <この背景について補足説明すると、私は昨夏家族でエジプト方面へ旅行したのだが、エジプトではチップ支払い等のため小額紙幣が山ほど必要である。このエジプトポンドが入手しづらく分かりにくい紙幣で難儀した経験に基づいていると考察できる。>
夢に戻って、それを見た私が「私が支払いますがいくらですか?」と聞くと、「17,000円です。」と係が言う。「ずい分と安いわね。」と友人と驚き合った、というようなとことん“しょぼい”夢であった。 <なぜ会計が安いのかの背景について補足説明すると、8月のお盆の頃の家族旅行を現在企画中なのであるが、今回は経費節減のため近場にしようか等々、と話し合っているためである。それにしても破格の17,000円という具体的数値が夢に出てきた根拠については、自分でも分析できない。>
こんな夢の話を書くと、基本的に“しょぼい”人間であることがバレバレだなあ…
私は高齢で子どもを産んで夜中の授乳習慣を経験した頃から不眠症気味となり、夜な夜な4、5本立てで夢を見ては夜中に何度も目が覚める。
朝起きた時点でよく憶えている夢もあれば、夜中には憶えていたのに朝には記憶がない夢もある。おそらく皆さんも同様であろう。
強烈に記憶にあるのはもう十年程前の話であるが、枕元を“ヤモリ”がはう夢だ。あれは夢というよりも幻覚に近かったかもしれない。その形といい動き方といいあまりにもリアルなヤモリだったため、私は飛び起きて行き先を確認した。隣でまだ幼い子どもが寝ていたため、子どもに害が及んでは大変と本能的に子どもを助けようとしたのだ。しかし“ヤモリ”の逃げ足は速く、行き先はわからない。怯えつつも布団に入った。朝起きた時点ではその“ヤモリ”のことはよく憶えているのだが、現実だったのか夢だったのかの判断がつかない。不思議なのは時間の経過と共にやはり夢だったと確信できてくることだ。
同様に幻覚に近い夢は多数ある。部屋の中を多数の蝶が飛びまわったり、蜘蛛が部屋中に巣を張り巡らしたり、シャボン玉が膨らんでは消えまた膨らんでは消えたり…。すべて、時間が経てば夢だったことは判断がついている。
音の夢も多い。
子どもがまだ赤ちゃんの頃、どうしても隣の部屋で鈴のような音がする。ちょうど、赤ちゃんのおもちゃのガラガラを振っているような音だ。私は起き上がり勇気を出して隣室を見に行った。特に変わった様子はない。気のせいかと思い部屋に戻って布団に入るとまた聞こえてくる。もう一度見に行った。やはり変わりはない。そしてまた戻って…。 あの夢の真相は未だ不明であるが、後々繰り返すということはない。
幼い頃の記憶が夢として表出することもよくある。
昔、お遍路さんのような格好をして深い編み笠を被った僧侶のような人がよく家の玄関先に訪れてお経を唱え、祖母が小銭を渡すと消え去っていったのを、私は祖母の後ろに隠れてよく見ていた。 幼い私にとっては編み笠で顔が見えず低い声でお経を唱えるその僧侶風の人の姿が不気味で怖く、その影像とお経の音声が今尚強烈に私の脳裏に刻まれている。 その僧侶風の人が夜中に我が家にやって来てお経を唱え小銭をせがむ夢をよく見る。そのお経の声がやたらリアルで相当恐怖の夢である。“何でこんな夜中に都会のマンションの上階まで訪ねてきてしまったのだろう、オートロックなのにどうやって入ったのだろう。早く小銭をあげないと帰ってくれない。おばあちゃんももういないし困った…、どうしよう…”と布団の中で切羽詰る夢なのである。この夢を今尚何度も見る。
さて、怖い夢の話の後は、ゆうべ(正確には今朝方)見たちょっと滑稽な夢の話をしよう。
登場人物は私と大学時代の友人(女性)とどなたか不明の外国人男性、その他エキストラが少数である。<この友人はこの春娘さんが東京の大学に入学したこともあって久しぶりにお会いし、たまにメールも頂いている。そのために今回の私の夢の中に登場したものと考察できる。> なぜかこの3人で旅行に行くことになるのだが、行き先が静岡県の伊東市である。<この伊東市に関しては身内の先祖の墓があり、何度か訪れている。遠方ということで墓の管理が大変なため、墓を移転しようかと今身内一族で話し合っている最中であるため夢に出てきたものと考察できる。>
そして古い旅館に宿泊するのだが、よく訳がわからない展開の後、会計の段になって係の人が外国人男性に支払いを要求している。その男性はなぜかエジプトポンドで支払いをしようとするのだが、これが分かりにくくて2人で困っている。 <この背景について補足説明すると、私は昨夏家族でエジプト方面へ旅行したのだが、エジプトではチップ支払い等のため小額紙幣が山ほど必要である。このエジプトポンドが入手しづらく分かりにくい紙幣で難儀した経験に基づいていると考察できる。>
夢に戻って、それを見た私が「私が支払いますがいくらですか?」と聞くと、「17,000円です。」と係が言う。「ずい分と安いわね。」と友人と驚き合った、というようなとことん“しょぼい”夢であった。 <なぜ会計が安いのかの背景について補足説明すると、8月のお盆の頃の家族旅行を現在企画中なのであるが、今回は経費節減のため近場にしようか等々、と話し合っているためである。それにしても破格の17,000円という具体的数値が夢に出てきた根拠については、自分でも分析できない。>
こんな夢の話を書くと、基本的に“しょぼい”人間であることがバレバレだなあ…
