原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

名も知らぬ鳥たちの群集が羽ばたく奇跡

2011年12月18日 | お知らせ
 (写真は、本日午後4時半過ぎに都心の我が家のベランダから撮影した鳥の群集の“舞い”)


 いつ頃からだっただろうか?

 都心に位置する我が住居地の自治体が毎日16時半から地域全体に放送している 「遊んでいる皆さんはお家に帰りましょう」 の防災アナウンスと共に鳥の群集が空を舞い始める姿を、私は自宅の南側ベランダの窓越しに発見した。

 一体どれ程の鳥たちの群集なのだろう?
 私が推測するに、数百羽、いやもしかしたら千羽を超える鳥の群団かもしれない… (写真を参照下さい。)
 ちょうど我が家から展望できるすぐそこの上空で、毎日午後4時半きっかりから約10分ほどの間、鳥軍団の “航空ショー” と相成る。

 こんな大都会のど真ん中で一体全体何処に巣を作り、毎夕群集で羽ばたいているのか大いなる興味を持って私はその鳥群集の行動習性を観察し続けてきた。


 そうしたところ、鳥群集の「巣」のありかが特定できたのである!
 まさかとは思っていたのだが、その「巣」とは我が家に間近い“竹薮”のようだ。
  
 何故に我が家の直ぐ近くに結構大規模な“竹薮”が存在するのかについて説明すると、その地域は 「東京都市部計画道路 幹線街路」 の候補地となっているが故である。
 いつ着手するかもしれぬ(いずれ凍結と相成る可能性も色濃い)政府(都庁?)のいい加減な都市開発事業に巻き込まれたばかりに、開発されずに放置を余儀なくされている雑地に力強く成長した竹が、今や都心のオアシスの“林”のごとく存在するのである。

 そこに私の推測通り、数百、いや千羽を越す群集の鳥たちが「巣」を造営し大集団で生を営んでいるとして、その生態の一部を我が家から日々観察できるとするならば、こんなミラクル世界はないのではなかろうか??






 明日から、原左都子は我が郷里に旅立ちます。  


 一時ネット世界から離れ、我が過疎地の田舎にドップリと浸かる予定でおります。 


 しばらくエッセイの執筆を休ませていただきますが、その間、よろしければ 「原左都子エッセイ集」 のバックナンバーをお楽しみいただけましたら幸いです。