昨年秋頃、インターネットバンキングのホームページに偽のログイン画面が表示され、その画面にパスワードなどを入力してしまった預金者の口座から、預金が不正に引き出されるとの事件が多発した。
この事件はゆうちょ、三菱東京UFJ,三井住友、みずほ等の大手銀行のみならず、ネット銀行やカード会社等も巻き込み、被害が広範囲に及んだようだ。
従来のフィッシング詐欺被害の場合、銀行のサイトに似せた偽の銀行のサイトに預金者を誘導し、そこにログイン情報を入力させ預金を不正に送金する、という手法で行われていた。 しかし昨年秋の事件では、実際の銀行のウェブサイトにアクセスして事件が起きたのが特徴との事である。
日本経済新聞の報道によれば、不正事件は特定のウイルスに感染したパソコンで起きているそうだ。 ウイルス感染パソコン画面にパスワードなどを入力すると、入力されたデータが犯人に送信され、犯人は不正に得たログイン情報を元に口座に侵入し、犯人の用意した口座に振込の指示を与えて預金が不正に引き出されるとのしくみのようだ。
(以上、ネット情報を要約して引用)
当該事件に関しては、その後警察庁が暗証番号の入力を求めるなどの不正画面を表示する原因とみられるウイルスを検出した、と見聞していたのだが…
ところが、本日(1月26日)昼のNHKニュースによると、またもや三菱東京UFJ銀行ネットバンキングにおいて、1000万円を超える預金が不正に送金される事件が勃発したとの報道だ。
今回の場合、契約者本人のみが保管している「契約者カード」の裏面に記されている「確認番号」をネット画面に記載せよとの指示が表示され、それに従った結果不正送金と相成ったとのことだ。
ここで「契約者カード」に関する私事を述べると、私も日頃「テレフォンバンキング」は利用しているため、当該「契約者カード」を手元に保持している。 裏面に記されている「確認番号」とは「暗証番号」同様に極秘扱いとするべき番号だ。 にもかかわらず、被害者は何故画面の指示に従って「確認番号」を入力してしまったのであろう??
さらなる私事に移ろう。
私は現金預貯金資産管理に関して、一貫して“慎重派”である。
それ故に、現在に至って尚「インターネットバンキング」は一切利用していない。 面倒ではあるが逐一ATMに出向くか、あるいは銀行の窓口で高額の手数料を支払い各種取引をしている。
現在、ATMでは引落しも送金も(特別な手続きをしない限り)取引額が1日50万円以内と定められているため、それを超過する取引をしたい場合は取引完了まで何日もATMへ出向くか、あるいは混雑した窓口を利用せねばならず、大いなる時間と手数料の無駄となる。 それでも私は“安全性”にこそ重きを置いてその煩雑さを日々耐え忍んでいる。
次に私がお金に関して慎重派である証拠となる私事具体例を、以下に列挙させていただく事としよう。
先だって娘の振袖を“全額現金一括払い”
により仕立てた際、呉服店より「友の会」入会を奨励された。 その手続段階において、会費引落銀行口座番号をその場で申込用紙に記載して欲しいと定員氏が言う。 「現在その番号を持ち合わせておりませんが。」と私が応えると、「キャッシュカードに記載されていますのでお客様がお手持ちのカードからそれを記入して頂けるだけで結構です」… 「ん???」
(要するに、一般の人々とは銀行のキャッシュカードを財布に入れて常に携帯しているということなのか??) とひらめいた。
「申し訳ないのですが、私は盗難紛失等防止目的で普段銀行のキャッシュカードを持ち歩いていません。」と応えると、若き店員氏は狐
につままれたごとくの不可思議感を露骨にする。(この客、実は銀行口座すらない程の貧乏人か?!? 今回一括払いした現金は一体何処から仕入れた資金か?? と勘ぐられただろうか…)
見知らぬ他人にどう思われようが、慎重派の私としてはその時に必要な「現金」を一時のみ持ち歩けど、銀行キャッシュカードを常に携帯する訳にはいかない。 カードは必要最低限の所持としたいと常に心得ている。 クレジットカードとて同様だ。必要時にのみ携帯する習慣が身についている。
ついでに言うと、現金もその日の支出予想額に若干加算した金額を日々ちまちま計算し財布に入れて持ち歩く私である。
ここで、再度ネット記事より「インターネットバンキング」に関する庶民の対応及び感覚の実態調査結果を紹介する。
約6割の人がインターネットバンキングのセキュリティーに不安を感じる―。 ジャパンネット銀行の調査でこんな結果が出た。大手銀行のネットバンキングで暗証番号を入力させる偽画面が出る事件が相次いでおり、国民の不安が高まっているようだ、としている。
またスマートフォンの普及に伴って増えているネットバンキング専用のアプリ(ソフト)についても質問した結果、便利と感じる人が約9割に上る一方、アプリで個人情報が流出する事件があったためか「インストールするのは不安」と答える人も多い。
ついでに既に陳腐な情報ではあろうが、今後市民が「ネットバンキング」不正引出し被害に遭わないようにするには如何に対応するべきかに関するネット情報を追加しよう。
1.ウイルスに感染しない
怪しいサイトにはアクセスしない、怪しいメールは開かないといったことに気をつけよう。何が「怪しい」のか「怪しくない」のかの判断は非常に難しい。見知らぬアドレスから届いたメールは絶対に開かないといった最低限のことだけでも守ろう。
2.セキュリティソフトを導入する
どんなに気を付けていても、ウイルスに感染するリスクはゼロにならない。ウイルスに感染しないよう、またウイルスに感染してしまったときのためにアンチウイルス機能があるセキュリティソフトが必要。
3.ネットバンキングのログイン画面に注意する
銀行によって違うが、一度に複数の合言葉の入力を求められることはない。 そうした異常に気付けるよう、ネットバンキングを利用するときは普段から気をつけるべき。
4.口座の入出金履歴をチェックする
日頃から怪しい入出金の記録が残っていないかをチェックしておくことが必要。 預金者に重大な過失が無ければ、預金の不正引き出しによる被害は銀行が補償する可能性が大きい。 被害に遭ったことに気づかなければ、補償を受けることもできない。
(以上、ネット情報よりその一部を要約して引用したもの)
最後に原左都子の私論でまとめよう。
「インターネットバンキング」の被害に遭う人種とは、その人物像が特定されそうに私は感じる。
一攫千金でカネを得た人物。?
ネット世界をさほど心得ないにもかかわらず、それに依存している人物。?
金融機関ひいては経済社会システム等々を心得ずして、カネを保持している人物。?
カネの有効な使い道に思いを馳せられない人物。?
列挙すればきりがないため、この辺でやめておこう。
繰り返すが、原左都子は今後しばらく「インターネットバンキング」を利用する意思はないし、不必要にキャッシュカードを持ち歩くつもりもない。
この事件はゆうちょ、三菱東京UFJ,三井住友、みずほ等の大手銀行のみならず、ネット銀行やカード会社等も巻き込み、被害が広範囲に及んだようだ。
従来のフィッシング詐欺被害の場合、銀行のサイトに似せた偽の銀行のサイトに預金者を誘導し、そこにログイン情報を入力させ預金を不正に送金する、という手法で行われていた。 しかし昨年秋の事件では、実際の銀行のウェブサイトにアクセスして事件が起きたのが特徴との事である。
日本経済新聞の報道によれば、不正事件は特定のウイルスに感染したパソコンで起きているそうだ。 ウイルス感染パソコン画面にパスワードなどを入力すると、入力されたデータが犯人に送信され、犯人は不正に得たログイン情報を元に口座に侵入し、犯人の用意した口座に振込の指示を与えて預金が不正に引き出されるとのしくみのようだ。
(以上、ネット情報を要約して引用)
当該事件に関しては、その後警察庁が暗証番号の入力を求めるなどの不正画面を表示する原因とみられるウイルスを検出した、と見聞していたのだが…
ところが、本日(1月26日)昼のNHKニュースによると、またもや三菱東京UFJ銀行ネットバンキングにおいて、1000万円を超える預金が不正に送金される事件が勃発したとの報道だ。
今回の場合、契約者本人のみが保管している「契約者カード」の裏面に記されている「確認番号」をネット画面に記載せよとの指示が表示され、それに従った結果不正送金と相成ったとのことだ。
ここで「契約者カード」に関する私事を述べると、私も日頃「テレフォンバンキング」は利用しているため、当該「契約者カード」を手元に保持している。 裏面に記されている「確認番号」とは「暗証番号」同様に極秘扱いとするべき番号だ。 にもかかわらず、被害者は何故画面の指示に従って「確認番号」を入力してしまったのであろう??
さらなる私事に移ろう。
私は現金預貯金資産管理に関して、一貫して“慎重派”である。
それ故に、現在に至って尚「インターネットバンキング」は一切利用していない。 面倒ではあるが逐一ATMに出向くか、あるいは銀行の窓口で高額の手数料を支払い各種取引をしている。
現在、ATMでは引落しも送金も(特別な手続きをしない限り)取引額が1日50万円以内と定められているため、それを超過する取引をしたい場合は取引完了まで何日もATMへ出向くか、あるいは混雑した窓口を利用せねばならず、大いなる時間と手数料の無駄となる。 それでも私は“安全性”にこそ重きを置いてその煩雑さを日々耐え忍んでいる。
次に私がお金に関して慎重派である証拠となる私事具体例を、以下に列挙させていただく事としよう。
先だって娘の振袖を“全額現金一括払い”


(要するに、一般の人々とは銀行のキャッシュカードを財布に入れて常に携帯しているということなのか??) とひらめいた。



見知らぬ他人にどう思われようが、慎重派の私としてはその時に必要な「現金」を一時のみ持ち歩けど、銀行キャッシュカードを常に携帯する訳にはいかない。 カードは必要最低限の所持としたいと常に心得ている。 クレジットカードとて同様だ。必要時にのみ携帯する習慣が身についている。
ついでに言うと、現金もその日の支出予想額に若干加算した金額を日々ちまちま計算し財布に入れて持ち歩く私である。

ここで、再度ネット記事より「インターネットバンキング」に関する庶民の対応及び感覚の実態調査結果を紹介する。
約6割の人がインターネットバンキングのセキュリティーに不安を感じる―。 ジャパンネット銀行の調査でこんな結果が出た。大手銀行のネットバンキングで暗証番号を入力させる偽画面が出る事件が相次いでおり、国民の不安が高まっているようだ、としている。
またスマートフォンの普及に伴って増えているネットバンキング専用のアプリ(ソフト)についても質問した結果、便利と感じる人が約9割に上る一方、アプリで個人情報が流出する事件があったためか「インストールするのは不安」と答える人も多い。
ついでに既に陳腐な情報ではあろうが、今後市民が「ネットバンキング」不正引出し被害に遭わないようにするには如何に対応するべきかに関するネット情報を追加しよう。
1.ウイルスに感染しない
怪しいサイトにはアクセスしない、怪しいメールは開かないといったことに気をつけよう。何が「怪しい」のか「怪しくない」のかの判断は非常に難しい。見知らぬアドレスから届いたメールは絶対に開かないといった最低限のことだけでも守ろう。
2.セキュリティソフトを導入する
どんなに気を付けていても、ウイルスに感染するリスクはゼロにならない。ウイルスに感染しないよう、またウイルスに感染してしまったときのためにアンチウイルス機能があるセキュリティソフトが必要。
3.ネットバンキングのログイン画面に注意する
銀行によって違うが、一度に複数の合言葉の入力を求められることはない。 そうした異常に気付けるよう、ネットバンキングを利用するときは普段から気をつけるべき。
4.口座の入出金履歴をチェックする
日頃から怪しい入出金の記録が残っていないかをチェックしておくことが必要。 預金者に重大な過失が無ければ、預金の不正引き出しによる被害は銀行が補償する可能性が大きい。 被害に遭ったことに気づかなければ、補償を受けることもできない。
(以上、ネット情報よりその一部を要約して引用したもの)
最後に原左都子の私論でまとめよう。
「インターネットバンキング」の被害に遭う人種とは、その人物像が特定されそうに私は感じる。
一攫千金でカネを得た人物。?
ネット世界をさほど心得ないにもかかわらず、それに依存している人物。?
金融機関ひいては経済社会システム等々を心得ずして、カネを保持している人物。?
カネの有効な使い道に思いを馳せられない人物。?
列挙すればきりがないため、この辺でやめておこう。
繰り返すが、原左都子は今後しばらく「インターネットバンキング」を利用する意思はないし、不必要にキャッシュカードを持ち歩くつもりもない。