原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

東京五輪を完全な形で実施?? イコール「中止」との解釈も可能だ

2020年03月17日 | 時事論評
 私はそもそも“新型コロナウィルス騒動”に関し、安倍首相が特に“東京都”のデータに対し一貫して裏側で隠蔽工作を執り行っているとほぼ確信している。

 日々の国内感染報道をメディアにて見るにつけ、如何に判断しても他都道府県に比して巨大都市東京の感染者数等の値が低い事実に首をかしげざるを得ない。
 しかも特に都内に於いては、新型コロナウィルス感染に対するPCR検査を敢えてさせないよう医療界に指示している、としか考えられない実情であろう。

 朝夕の満員電車内で日々過ごすのは、ほぼ若者等現役世代だ。 まかりまちがってもよほどの急用等が無い限り、高齢者がゲロ混み電車には乗車しないであろう。

 安部首相はおそらく「若者が感染しても発病しにくかったり、軽い症状で済む」点を、自身の今後の政策、特に東京五輪開催に利用せんとしている、と私は憶測する。
 その裏側には、(イタリアの政策同様)高齢者は新型コロナウィルス感染により死に至ってもやむを得ない、との思想があるのだろう。


 そんな安倍首相が本日17日未明に、G7に関する取材に応じ以下の情報を発信した。 以下に、引用しよう。

 安倍晋三首相は17日未明、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、先進7カ国(G7)首脳が16日夜に行った緊急のテレビ電話会議後、官邸で記者団の取材に応じ、世界経済への影響回避のため「あらゆる手を尽くしていくとの力強いメッセージを発出すべきだ」と訴え、賛同を得たと明らかにした。首相と記者団のやり取りの全文は次の通り。
 
 --G7電話会合でどのような話があったのか。東京五輪の時期については 
 「新型コロナウイルス感染症の世界的な広がりを受けて先ほど、史上初めてとなるテレビ会議におけるG7サミットを開催しました。先ほどそこで私は、以下2つのことを主に主張したところであります」
 
 「まず、現下の厳しい事態を収束するため、そして世界の人々の不安を和らげるためには、何よりも治療薬を開発することが重要であると。そのためにG7が協力し、そして世界の英知を結集して治療薬の開発を一気に加速すべきだということ」
 
 「もう一点は、世界経済が非常に大きなマグニチュードで悪影響を受けるという懸念がある中において、G7で協調しながら、これに見合うだけの必要かつ十分な経済財政政策を実行していく。G7として、あらゆる手を尽くしていく力強いメッセージを発出すべきであるということ。この2点について申し上げました」
 
 「G7の首脳たちから賛同を得て、この内容について首脳声明として発表されることになります。そしてまた、G7としての協調行動を具体的に行っていく上において、保健大臣会合、そして財務大臣会合について、保健大臣間、財務大臣間においてですね、緊密に定期的にやり取りを行っていくということで一致したところであります」
 
 「また、本日、首脳間のテレビ会議は大変有意義であったということから、これから時期を見て必要なときにこの会議を行おうということで一致したところであります。そして、オリンピックについては、人類が新型コロナウイルスに打ち勝つ証として東京オリンピック・パラリンピックを完全な形で実現するということについてG7の支持を得たところです」
 
 「このコロナウイルスとの戦い、手ごわい相手でありますが、G7でしっかりと一致結束して、国際社会でともに戦っていけば、必ず打ち勝つことができるという認識で一致したと考えています」
 
 --五輪の時期については 
 「完全な形で実施するということでG7で一致したところであります」

 (以上、安倍首相によるG7声明をネット情報より引用したもの。)


 最後に、私見だが。

 “完全な形での東京五輪の実施”  この文言に関してだが。

 我が推測では、4ヶ月後の7月時点でその実現はほぼ無理と判断している。

 と言うことは?? 
 それが叶わない場合は必然的に「中止」との結論に至る、と私は解釈するが。 

 一国の首相たる者がこのような重要な声明を成す場合、その辺をじっくり議論した上で公開するべきではないのか??

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