車には何らの興味も無く、私自身が既に車の運転をリタイアしているとの立場にして。
ホンダと日産が経営統合に入ろうがどうしようが、どうでもよい話題なのだが。
そうとは言っていられないのは、我が亭主が定年までホンダに勤務していた身であるからだ。
とは言っても、これもまたイレギュラーな入社の仕方をしている。
我が亭主の場合、大学院博士課程まで自身の研究(物理学のバイオホロニクス分野において博士論文及び「ネイチャー論文」を提出)していて、30代半ば程までその研究のために自身の出身大学(大学院)のみならず、師事する外部の著名研究者の下で研究に勤しんだ人間だ。
その一連の研究が実を結んだ挙句の果ての30代半ばにその業績が買われて、ヘッドハンティングによりやっとホンダに入社した身との訳だ。
その後我が亭主は、高報酬に恵まれつつ定年までホンダに勤務した。(参考だが、私と見合い結婚した時には亭主は既に41歳だった。)
さて、今回の「ホンダと日産の経営統合協議」に関する2024.12.18付朝日新聞記事の一部を、以下に引用しよう。
自動車大手のホンダと日産自動車が経営統合へ向けた協議を始めることで、調整に入ることが18日 わかった。
持ち株会社を設立し、両者が傘下に入る形が有力視されている。 実現すれば、年間販売台数が800万台を超える世界有数のグループが誕生する。 (中略)
両者が経営統合を検討するのは、自動車業界が100年に一度と言われる変革期にあるためだ。 (中略)
両者は3月、EVの開発で協業を勧めていくと発表。 中核部品の共有化や共同調達など、幅広い分野で検討を進めていくとした。
両社には足元で向かい風が吹いている。 EVが伸びる中国市場で販売台数を大きく落として工場を閉鎖しているほか、ホンダは人員削減にも踏み切った。 日産は業績が悪化、利益が9割減り、9千人のリストラや生産能力を2割減らすなどとして再建計画を発表した。
(以下略すが、以上朝日新聞記事より一部を引用したもの。)
我が亭主もホンダを退職して、既に10年近い年月が流れているし。
その後のホンダが何処と経営統合しようが、関係ないと言えばそうなのだが。
この私の素人感覚でも、ホンダとは本田宗一郎氏時代の昔から“優良企業”のイメージがあるし。
実際に亭主がホンダ勤務であったが故に高額給与に恵まれつつ、我が家は何らの困惑も混乱も無く無事に我が子の教育の歴史を刻むことが叶ってきている。
それに比して、私としては どうも日産の経営歴史(赤字経営期間が長かった?!?)の程に貧弱さが否めない悪印象があるのだが…
亭主の談話によれば。
経営統合と言えども おそらく全面的に統合するのではなく、技術力等々の協力できる範囲での統合であり、ホンダにとってさほどのデメリットではない、との事のようだが。
今時の「経営統合」の意味合いやその実態をまるで理解していない私故に、かなり誤解している部分もあるのかもしれないが。
とにかく、結論としては。
両社にとって総合的にプラスになる「経営統合」であって欲しいと望んでいる。