原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

へえ~、私が住む東京メトロ線が更に発展するんだ

2021年07月29日 | 時事論評
  冒頭から、ネット情報を紹介しよう。


 東京の地下鉄の新線計画の中で実現に向かうのは2線。1つは東京メトロの有楽町線延伸で、豊洲から江東区を縦断して住吉まで延ばす計画。 東京都東部の観光拠点へのアクセスや、交差する東西線の混雑緩和が期待される。

 東京都は新型コロナウイルス感染収束後に訪日外国人を大きく増やし、東京の国際力強化を狙う。Co2削減など環境に配慮した都市作りの面からも、地下鉄整備は世界的に進められる傾向にある。

 ■硬直していた新線計画
 事業の主体としてはかねてより東京メトロが浮かんでいたが、2004年に東京メトロが設立された時、新線の建設は行わない方針をはっきり表明していた。
 東京メトロにとって、新線建設で会社の財務が傷めば早期の上場にマイナスだ。このため、東京の地下鉄の新線計画が2016年に整備対象として示された後も、誰が事業主体になるのかや費用負担をめぐって硬直していた。
 東京メトロの株主として、新線を建設してほしい東京都。一方、国(財務省)は、株の売却益を東日本大震災の復興財源に充てるために確実な売却を望んでいた。
 東京メトロは、財務の心配なく上場し、民間企業としてより自由に事業を展開したい。それぞれの条件が折り合わなかった。
 しかし去年から、新線建設と東京メトロ株売却の両方の機運が盛り上がり、公的な財政支援を使うことなどで東京メトロによる新線建設と株売却を両立させる策が、国交省を中心に議論された。

 ■株2分の1の売却で、新線にGO!
 15日に出た国交省の有識者会議の答申は、地下鉄の新線計画2線について「早期の事業化を図るべき」とし、東京メトロに事業主体になるよう求めた。完全民営化をめざす経営に悪影響を及ぼさないように、公的な補助金や融資を活用することが適切だとしている。
 また、株式の売却は段階的に進め、当面、国と東京都が2分の1ずつを売却して、新線建設への関与と復興財源の確保ができるようにした。それぞれが許容できるぎりぎりのバランスが示されたのだ。
 これを受けて国交省は、来年度予算の概算要求で新線建設にむけた調査費を要求する方針。新線建設への一歩を踏み出す。

 東京都は新線を最大限に生かして魅力的な国際都市になれるのか?民営化に向かう東京メトロは、民間企業として経営のガバナンスも高める必要がある。
 国(財務省)は復興財源のために、最良の時期と形での株売却が望まれる。
 それぞれの課題をかかえながら、10余年後の首都東京を見据えた大プロジェクトがスタートする。

 (以上、ネット情報を引用したもの。)



 原左都子自身も、東京メトロ沿線に住んでいるが。
 この路線沿線に現在の住まいを選んだ理由が、まさに“利便性”だった。

 特に当時3年後に中学進学を控えていた娘の通学の利便性を考慮して、この地に住居を買い替えて引っ越してきている。
 それが大正解で、娘は中高生時代はメトロ線を利用し乗り換えて学校へ通った。
 その後進学した大学もメトロ路線を乗り換えて通える場所にあり、引き続き自宅から4年間通学してくれた。
 新卒での就職先も、多少遠くはあるもののメトロ線からの乗り換えで日々電車通勤している。

 一番画期的だったのはメトロ副都心線が東横線と直結し、その先のみなとみらい線まで直通で行けるようになったことだ。
 今はコロナ禍故に、高齢域に達してやすやすと電車の乗っている場合ではないが。 
 少し前までは娘と二人でこの直通路線を利用して横浜散策や、横須賀方面へよく出かけたものだ。


 今回の新線計画のひとつは東京メトロの有楽町線延伸で、豊洲から江東区を縦断して住吉まで延ばすそうだ。

 豊洲・新木場方面は我が家の最寄り駅から一直線だが、娘が子どもの頃にはお台場方面へ地下鉄利用でレジャーに連れて行った。 
 その際に、未だ2歳だった娘が地下鉄駅の壁の色を知らぬ間に覚えて「次は白、次はピンク、次は虹色……」と私に告げる。 最初は何のことやら分からなかったが、真っ暗闇の地下鉄内では駅に着く都度目にする駅の壁の色こそが、娘にとって一番の興味の対象だった様子だ。 (本エッセイ集バックナンバー「色の後からものが見える」において、このエピソードを紹介しています。)


 最後に、上記引用分の最後の箇所を今一度繰り返しておこう。

 東京都は新線を最大限に生かして魅力的な国際都市になれるのか? 民営化に向かう東京メトロは、民間企業として経営のガバナンスも高める必要がある。
 国(財務省)は復興財源のために、最良の時期と形での株売却が望まれる。
 それぞれの課題をかかえながら、10余年後の首都東京を見据えた大プロジェクトがスタートする。

 このコロナ禍がいつまでこの世に蔓延るのかを思うと、誰しも途方に暮れるだろう…
 まさに庶民の身としては、電車にやすやすと乗れない時期が一体いつまで続くのか計り知れないが。

 10余年後の首都東京を見据えた大プロジェクトはスタートするようだ。
 果たして、その新線を最大限に活かして大都市東京は魅力的な国際都市になれるのかどうか???


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