今朝、興味深いネット情報を発見した。
早速、以下に一部を転載させていただこう。
2020/01/09 08:46
昨年末『フォーブス Forbes』が発表した「世界で最も稼ぐユーチューバー」に二人のキッズがランクインしました。
一人は日本人のお父さんを持つライアン君(アメリカ在住)。2018年に続き2019年も1位に輝いたライアン君は、たった8歳にして年商約28億円という偉業を達成しました。
そしてもう一人は3位にランクインしたロシア出身のアナスタシア・ラジンスカヤちゃん、5歳の少女です。
◆治療のためのユーチューブからファミリービジネスへ
アナスタシアちゃんのチャンネル「ライク・ナスチャブログ Like Nastya Vlog」に投稿される動画は、どれも父娘が仲良く遊ぶ姿。ホームビデオ的なものに、ちょっとした特殊効果がついたものほとんどです。
ブロンドヘアにかわいい笑顔を持つ少女がアイドル並の注目を浴びることは理解できるものの、年商1800万ドル(約20億円)ともなってくると話は違ってきます。なぜそんなにも人気があるのでしょうか?
『フォーブス』ロシア版によると、アナスタシアちゃんは生まれつき脳性小児麻痺と診断され、医師から「一生言葉を話すことも、歩くこともできないかもしれない」と宣告されましたが、治療が功を奏して2歳になる頃には脳性麻痺が完治したそう。
そこで、再発防止と成長の記録のために両親が始めたのが、カメラの前でアナスタシアちゃんにしゃべらせるユーチューブを使ったセラピーでした。
父娘が一緒に遊園地に行って遊んだり、その日に着る洋服を選んだり、ローカルフードを食べる様子を見せるスタイルに軌道修正すると、チャンネル登録者数が100万人を突破しました。
今では、動画で共演するお父さんが財務や労務を引き受け、お母さんは動画の演出や小道具やデザインの発注管理など裏方を担当。
家族運営するアナスタシアちゃんのユーチューブチャンネルは現在計6アカウント、登録者は計1億7000万人を超え、累計動画再生回数は420億回にのぼる巨大ビジネスに成長しています。
もともとアナスタシアちゃんのお父さんは建築機械リース会社の経営、お母さんはウェディングサロン経営と、ロシアでもそれぞれビジネスで成功していました。
しかし、アナスタシアちゃんが3歳になると、ラジンスカヤ家の主な収入はユーチューブチャンネルの運営に。 2017年にはロシアでのビジネスを他人に任せるなどしてアメリカに移住、文字通りアメリカン・ドリームをつかんだのでした。(中略)
2020年さらなる活躍が期待されるアナスタシアちゃんは、モバイルゲームやおもちゃのプロデュースにも着手予定。ヨーグルトで有名なダノンや、レゴランドとのスポンサー契約も結んでいるそうです。 (中略)
資金と時間の余裕、高い動画演出と事務処理能力、そしてある程度の多言語が操れないと億単位を稼ぐユーチューバーママ&パパにはなれなそうですね。
(以上、ネット情報より一部を引用したもの。)
私見に入ろう。
YouTubeは好みの音楽を聴くしか利用していない立場にして、アナスタシアちゃんの動画を見ようとも思わないが。
私が興味があるのは、アナスタチアちゃんが如何に脳性麻痺を完治させたのかとの点だ。
上記情報では、YouTubeにより巨額の資金を稼いでいる点のみがクローズアップされていて、生まれつきの脳性麻痺が完治に至るプロセスがまったく記載されていない。
“再発防止と成長の記録のために両親が始めたのが、カメラの前でアナスタシアちゃんにしゃべらせるユーチューブを使ったセラピー” との記述があるということは。 アナスタチアちゃんの脳性麻痺が今後再発する恐れがあると解釈出来るが…
アナスタチアちゃんは現在5歳とのこと。 おそらく今後の発育状況は年齢を追う毎に複雑化し、そのセラピーも学齢と共に高度化が必要となることであろう。
実は私も我が娘の成長記録を、0歳から高校3年生頃までの約18年間に及びビデオに収録している。
そのすべてを数年前にDVD化して現在も保存してあるが、その枚数は相当の数となる。
我が娘も若干の不具合を抱えてこの世に誕生していることは、既に公開済みだが。 これらのビデオこそが我がサリバンとしての娘のセラピー課程(といえば大袈裟であり、我が家の場合は“支援課程”と言った方が適切だろう)を赤裸々に収録した貴重な資料とも言えそうだ。
特に、娘が幼少の頃のサリバン(私のことだが)の娘との関わり方を収録したものなど、同じ悩みを抱えるご家庭にとって大いに参考になるのかもしれない。
それでも、まさか私がYouTubeに娘の成長記録を公開することは無いだろう。
たとえ、年商20億円が得られるとしても…
アナスタチアちゃんの今後の発育過程こそが気がかりだ。
YouTube人気により大金持ちになったのはラッキーだが、それと“障害の克服”とは全く別物のような気もする。
最新医療に於いては、難病すら治す数千万円なる超高額の薬剤も出現しているようだが。
殊“脳”の先天異常”に関しては我がサリバン経験より、やはり周囲の弛まぬ根気強い支援力によるアナスタチアちゃんの脳の活性化の持続こそが、効力を発揮するようにも思えるのだが…。