誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

延岡市ー愛宕山251mを歩く

2014-01-15 21:37:02 | 山歩き
 延岡市ー愛宕山251mを歩く

 山歩きに出かけ損ねた休日、一段落して散歩ついでの愛宕山へ
自宅から愛宕山の麓にある愛宕山神社まで30分ほど掛けてのんびり歩く
神社の鳥居を潜って、数十段の石段を登って行くと『愛宕山神社』に到着する。

 何を祈願するでもなく、2礼2拍でお参りを済ませると、車道と並行して作られた遊歩道へ
普通の散歩なら車道歩きがいいかもしれないが、ちょっと鍛錬を考えるなら階段のある歩道へ
2014年の10日余りを振り返りながら、登っているといつの間にか御手洗神社案内板

 案内板に誘われるように右に行くと、40基の鳥居が立ち並ぶ『御手洗神社』に着く
この神社は『目の神様』と言われ、猫の額ほどの境内には”お百度石”も置かれている。
本殿前に立ち、お目目の祈願をする。
近眼!乱視!飛蚊症!老眼!、幾つもお願いしてはご利益薄かろうと”老眼”を祈願

 祈願を済ませると、本殿脇の細い登山道を登って、奥の院と山頂を目指す。
今までの遊歩道と打って変わり、道は狭くて赤土に苔むした急坂の歩道になる
雨後の下りなどもってのほかの、健脚向けの歩道と言っても間違いないだろう

細い歩道を5分ほど登ると、山には不似合いなな電波中継塔の無骨な建屋が現われる。
2つ目の中継塔の右脇が”極天様”を祀った、愛宕山奥の院である。
?愛宕神社、御手洗神社、奥の院って事は、3社詣でになるのかぁ~と、参拝する。

 奥の院の参拝を済ませると、一番奥の電波中継塔へと向う。
2つの中継塔の真ん中当り、標高が最も高いと思われる小藪のが三等三角点の愛宕山山頂
山頂の展望は全くなく、目に映るのは無骨な建屋の中継塔のみ

 最奥の中継塔のコンクリ道の脇、愛宕山で一押しの防火帯ルートがあるが案内板は無いようだ
防火帯を下る事も考えたが、下山口~登山口移動が面倒くさく思われてコンクリート道へ
無粋なコンクリート道だが良く見ると、そこらじゅうに”コウヤボウキ”の咲残りがあった

 更に下って、フライパン山ルート分岐を過ぎると、35体の地蔵様が鎮座する『地蔵広場』

地蔵広場から50mほど下ると、愛宕山展望所の広~い駐車場に着く
駐車場からは、南延岡駅を中心とする市街地が一望、展望所まで登ると延岡市全貌が見渡せる。
また、展望所には、ニニギノミコトの出会いの場として、縁結びの鐘と鍵掛けモニュメントもある
*今回は立ち寄りませんでした。

愛宕山=古来「笠沙山」と呼ばれており、天孫ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメが
      出逢い結婚した場所であるという神話が残っています

「愛宕山奥の院極天様」=日向御前(徳川家康のひ孫で有馬直純夫人)は、
      女人禁制の霊域との理由で側近達が止めるのも聞かず、
      『女と言えども人は人、人の参れぬ領域などあるものか。』と即座に馬を走らせて登った。
以来、愛宕山のご禁制は解かれ、領内の女性も参拝できるようになった。
「奥の院極天様」に残っている鳥居の笠木は、日向御前が奉納したもの。
コメント
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