誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

大人神楽-2014/01/10(金)~12(日)

2014-01-14 20:21:23 | 出来事
大人神楽-2014/01/10(金)~12(日)

 神楽鑑賞と言うよりも、神楽運営のお手伝いとして参加するようになて4年目
神楽殿の設営、おもてなしの煮しめなどの料理つくり、そして夜神楽本番と流れは頭の中に

 初日の9:20頃、日の影町大人地区にある『歌舞伎の館』に到着

いつの間にか舗装された駐車場と歌舞伎の館
既に地元の方々が、岩井川神社の307段の石段を掃き清めている最中だった。
Vola事務局の到着を待つまでもなく、榊の柴と縄を持って神社の石段を駆け上がる
石段を駆け上がったと思ったら、事務局到着で打ち合わせのため休む間もなく下る

 事務局と打ち合わせ後、神楽殿の設営に取り掛かる、4本の柱は既に立ち上がっていて
既に、二間四方の四隅には柱が立ち、注連縄との飾りを飾る手はずに
天神七代、地神五代、日向三代を意味する七五三で編まれた注連縄を4方に張って、
内中連(うちじめ)=神庭(こうにわ)が形作られる。
神庭には、中央に梅、自然界の中央の土徳神、四方の木、火、金、水徳神、十干十二支等の
”彫り物の切り絵”彫り物」が飾られる。

 一方では、奉仕者(舞手)が使う小道具の準備が進められるが、これがもっぱら人海戦術


何せ、33番の神楽を舞うためには、道具の種類も数の半端じゃないようです。
それぞれに作り方、紙の色や枚数、切り方から捲き方、本が造られていたが理解できず
まぁ~何とか、手とあり足とりで何とか作っては、やり直しながら全てを作り上げたのである。
 ここまで、1日目終了
お風呂、皆さんと夕食後、神楽の練習を見ながら、懇親会の開催(これが楽しいよ~♪)

 2日目~3日目
地元の方の家に泊めて戴き、翌朝の9時過ぎに歌舞伎の館に出勤?
昨日、未着手で気掛かりだった、”道注連”=神の道となる結界の注連取り付け
心配を他所に、岩井川神社から神楽の館までの数百mに及ぶ注連が張られていた。

 よっしゃ~と、ちょっぴり経験と自信のある”おもてなし煮しめつくり”に向う。
大きな竈に乗せられた直径1mほどの大鍋から、モクモクと湯気が立ち上っている。
蓋を開けると、湯気の向うに美味しそうな煮物が幾つか見え隠れしている



 と、味見てぇ~と、地元の年配のお姉さん(75歳だった)から声が掛かる。
ちょっと味見!ちょっと薄いかな~と、濃い口醤油をドボドボッと、1リットル投入
昨年、味付けしてと、醤油を数本渡されて、どうして良いか判らなかったが・・・

 早く煮えたものから取り出し、次に大根だの何だのを鍋に投げ込む(投げるが正しい)
お姉さんの指導の下とは言え、煮え具合、味具合を見ながら、着々と9品の煮しめを作った。
もちろん、味見と称して、結構お腹に収めながらの楽しいお仕事でした~

11時早めに昼食を摂ると、氏神様を迎える準備として、先ず、清めの儀式が始まる
神主のお払いから、”鬼の目かずら”を潜って、跨いでの神事が執り行われる。
神事が終ると、大人の氏神である岩井川神社へ登り「神迎え」の神事を行う。
この神事、迎え入れから神楽の館に氏神が入るまで、4時間の及ぶ由緒ある物である。





みなさん、夜神楽は愉しまれるでしょが、是非とも、迎え入れから来て頂きたいものである。

 神様が神楽殿に到着して、神庭(こうにわ)の中に氏神が舞い降ります
ここで、神迎えの神事を一旦終了して、直会が行われてから夜を徹しての夜神楽が始まる。。
神楽の舞は、短くて30分長いものは2時間を超えるものもあり、舞手も太鼓や笛もへとへと
 ここ大人神楽は、舞休みはないものの、夜半には”うどんや煮しめのおもてなし”があり
夜食を戴いた後の深夜(3日目)、神楽の館は空席が目立ち、神楽の舞を見ながら横に・・・
それでも、奉仕者は休みなく一生懸命に舞い続けるのである。
厳かな舞、パフォーマンスたっぷりの舞が延々と続き、観客は翌朝まで舞を愉しむ


 眠っていた観客も、朝食のおもてなしで一斉に目を覚ますと、いよいよ佳境になる
舞のクライマックスは、29番目と31番目の『柴引きと戸取り』である。
神楽の館は隙間がないほどの観客が押し寄せ、その観客の中に”天手力雄神”が飛び込む
この天手力雄神が、大人地区1・2のイケメンとあって、観客の女性から喚起の悲鳴が湧く
延岡からyamahiroの仲間が、10名ほど来てくれたので、こっそり”天手力雄神”にお願いした。

 全ての舞が終ると、年男の奉仕者による餅捲きがあり、夜神楽の全てが終わる
神楽が終り、希望者は、干支の切彫りの絵や神楽に使った御幣などが貰って帰って行く。
我々は、今からもう一仕事!
注連飾りを外し、内中連(うちじめ)=神庭(こうにわ)を取り壊しての後始末
まっ 造るのより壊すのは簡単で、地元の人や奉仕者、我々Vola40名ほどで2時間
2時間の後始末の仕事を終えたら、最後のご苦労さん会の食事となる
美味しいお酒も振舞われるが、運転のある身では、気持ちだけの戴きで我慢
3日間の大人での活動を終えて、我が家に戻った時は流石にぐったり
11日の目覚めから12の夕方まで、一睡もせずに頑張りましたよ~
コメント (2)
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