幻のヤマシャクヤクが咲くという時雨岳(5/9)
天主山のヤマシャクヤクを愛でた後、山中で車中泊して時雨岳~白鳥山を歩いた。
椎葉の山中、標高1330m付近は思いの外寒くAM5時目が覚めてしまう。
朝食を戴いてお山歩の支度をしていると、鹿児島Noの車(Iさん夫婦)が到着しチョット会話を・・・
お話をしている内に、一緒に歩きましょう~♪と仰る。
お姿を拝見していると現役を引退したばかりの、マラソン選手で超健脚さんでありチョット気後れだが一緒にスタート
御池登山口から林道を歩いて20分、スタートの時雨岳登山口です。
涸れ谷の横のズルズルの急傾斜を登って行きますが、直ぐに息が上がりそうです。
まだ寝ぼけ眼のイチリンソウに励まされて登って行きます。
登山道を横切り林道が見えてきたときは、ホッ一息つけました。
林道を横切っても傾斜はきついが、先ほどほどではありません。
人吉かめさんの後5分標識を見ると、目の前に鹿の防護ネットが現れて縦走路に出ます。
縦走路を左に向かい、2度目のネットをくぐって時雨岳の山頂へ向かいます。
ネットをくぐると数分で時雨岳の山頂到着です。
山頂位の展望は殆どありません、展望よりお花鑑賞に心を奪われます。
幻のピンクのヤマシャク見つかるでしょうか?
時雨岳のヤマシャクヤク、Goodタイミングのようです。
大好きなヤマシャクヤクに囲まれて嬉しそうです。
ネッこれって、ピンク色してない?
ほら~隣の花と誓うよ~
う~ん、ピンクと言うにはほど遠いかなぁ~
以前見つけた辺りも歩き回ってみたけど、ピンク処かピンクを帯びた物すら見つけられません。
20分?30分?と幻のピンクのヤマシャクを探しましたが、ピンクをおびたのは2株だけでした。
幻がそう簡単に見つかるわけ無いですね。
後で出会った人によると、ピンクは変異種で開花が早いそうです。
参考までに、以前、時雨岳で見つけたピンクのヤマシャクヤクです。
幻は諦めて、稜線を戻り白鳥山周回路へと向かいます。
ヤマシャクヤクと石灰岩の稜線を歩きます。
一旦、林道を横切って石灰岩の岩稜帯を登って行きます。
左奥の樹幹越に銚子笠が見えています。
この後、急傾斜の斜面を息を切らしながら登って行きます。
縦走路が平坦になり、銚子笠への分岐(左)を見て草原の道を進むと目の前にドリーネ
白鳥山の展望岩、ヤマシャクヤクが咲き誇ります。
こんな所にも(^_^)v
ヤマシャクヤクって、どの花も可愛いね~♪
白鳥山の唯一の展望所、ランチには格好の場所だが10:30ちと早すぎる。
展望岩から5分?白鳥山の山頂です。(展望は殆どありません)
この頃になると、色んな登山者で山が賑わいを見せ始めます。
我々は、山頂から御池登山口へ直行の予定だったが、呉越同舟で御池~翌檜へ
自然林のお山歩は気持ちいいねぇ~
御池近くのヤマシャク群生地で、天主山と同じ光景を目に愕然となる。
白鳥山のヤマシャクヤクも鹿の被害に遭っています。
防護ネットの中は、綺麗に咲いていて違いが一目瞭然
翌檜を見て、御池(湿地)を過ぎて、ドリーネまで来ました。
前は、石灰岩ドリーネに近くまで行けたけど、柵造られて近づけません。
アッ!風穴を見落としたけど、戻るのはしんどいし平清盛住居跡~水場を経て登山口へ戻った。
時雨岳~白鳥山、ヤマシャクを愛でながらの縦走を終って御池登山口です。
幻には出逢えなかったけど、清楚で可愛い沢山のヤマシャクヤクを愛でられたし、
初対面ながら同行のIさん御夫婦と何時にも増してなく快適なお山歩を愉しむことが出来ました。
下山後、お互いの連絡先を交換し、久住での再会を約束(?)してお別れした。
《追記》
椎葉五家荘線は、椎葉側で時間規制がされています。(月~土:8時~17時)
50~45分通行止め⇒10~15分通行可能となっています。
通行される方は、案内版で通行可能時間をチェックしてください。
私は時間チェックを忘れましたが、運良く17時工事終了から逆算して割り出した時間がピッタシでラッキーでした。
西郷温泉に立ち寄り、2日分の汗を流してさっぱり(^_^)v
温泉からの眺めもGood、尖山が見えます。
¥510*2が¥800に、浮いた¥220はアイスになって温泉で火照った身体を冷やしてくれました(*^_^*)
延岡で用事を済ませて、帰り着いたのは22時・・・39時間の旅でした。