白岩山(水呑頭)石楠花の群落地へ(4/30-金)
数年振りに豪華に花を咲かせている石楠花、一大群落地の白岩山に行かないわけにいかんやろ
我家から、83.5km*2時間10分を要してゴボウ畑登山口
我家を出発する時は、天気の心配は全くなかったが、道中のラジオで強風&3日雷・・(>_<)
スキー場~向坂山~杉ヶ越を中止して、石楠花の群落地へ直行とした。
冬季はスキーが出来る五ヶ瀬、山の装いは冬枯れで新緑の芽吹きはありません
あれれ~ユキザサが蕾だよ~
石楠花と同様に期待していたミツバツツジでしたが、未だ硬い鎧を纏っています。
ちょっと嫌な予感が漂いはじめて、白鳥山の勇み足?フラしイングが頭を過ぎります。
杉ヶ越峠、霧立ち越(キッタチコシ)のスタート地点です。
霧立越とは九州脊梁山地の向坂山(1684m)、白岩山(1620m)、扇山(1661m)を尾根伝いに辿る古道。
平家落人が逃れた椎葉越えの道、肥後(馬見原)から馬で物資を運んだ『駄賃つけ』の道であり、
最近は、すっかりスズタケが枯れちゃって、樹間越しに九州脊梁の尾根が見えます。
振り返ると、半年ぶりに向かうはずの向坂山の姿
目には見えませんが、この辺りからメチャ風が強くなってきて身体がよろける場面も
白岩山のお花畑を護るゲートが見えてきました。
ゲートは、面倒でも出入りの旅に閉めて下さいね。都度の奥が白岩山です。(少し前まで、白岩山岩峰)
白岩山1620mの山頂(国土地理院は、水呑頭1646mが白岩山です。)
延岡市の誇る行縢山が見えるはずですが、靄ではっきりしません。
展望もイマイチ、立っていられない様な強風に直ぐに岩峰を下ります。
山芍薬の蕾も硬くて、またしても空振りです。
But、捨てる神有れば救う神もいると言いますが、正に救う神が現れました。
たったの1輪でしたが、シロバナエンレイソウに逢えました。
白岩山のゲートを抜けたら、扇山への霧立ち越ルートを進みます。
白岩山から15分ほど、左の斜面に水呑頭への分岐が有ります。
木の根のむき出したやや傾斜のきつい道を登り詰めると水呑頭に到着です。
水吞頭(ミズノンカシラ)1646mです。
展望は切り開かれた一方向にしかなく、ほぼ正面に国三岳が見えています。
東南東の木浦山に向かって下って石楠花の群落地へ向かいます。
楽しみを終えた後は、帰りの登返しががきついんだよな
水呑頭から3分、廻りが華やかになり始めました。
この先暫くは、石楠花ロードが続きます。
ワ~オ、花の付き方が凄くて豪華ですね。
何処にカメラを向けて良いのか迷ってしまいます。
まだ蕾も沢山残っているので、GW期間中は愉しめそうです。
た~っぷり45分、石楠花に遊んで貰いました。
来れないあなたに、シャクナゲのブーケを差し上げましょう。
風の当たらない場所でランチ~、と、何やらポツポツと嫌~な物がお出ましに。
おろし掛けたザックを担ぎ直して、急ぎ足で引き上げ開始
シャクナゲを堪能したカミさん、ランチお預けも背中は100%満足のようです。
白岩山のゲートに戻る頃は、雨具の心配するほどに・・・(>_<)
杉ヶ越峠を過ぎたら、遂に笠を差してごぼう畑の登山口に戻りました。
本日のコースタイム
ごぼう畑登山口-25-杉ヶ越峠-15-白岩山-20-水呑ノ頭-03-石楠花群落地-40-杉ヶ越峠-20-ごぼう畑登山口
少しながら、山のお土産も戴いて帰りました。
4/20の目丸山、4/23尾鈴山,4/26仰烏帽子山,4/27白鳥山~時雨岳,4/30白岩山と10日間走り回りました。
逢いたかった花達には、ほぼ予定通り逢えました。
残すところは、大好きなイワカガミとクマガイソウとサルメンエビネです。
野良仕事も山のように溜まっているし、お天道様のご機嫌も伺わないと行けないし、欲深い困った奴です。