結果を出すのに必要な努力と時間

2011-07-05 22:06:57 | 学習塾・勉強の仕方

勉強に限ったことではありませんが、初めて臨むことや、ある程度歯ごたえがあって簡単ではないことを始めるときは、それに向かって努力してもすぐに結果が出ることはありませんよね。

 

ほとんど全てのケースで、努力が実を結ぶまでにはある程度の時間が必要です。

 

人はそれをいろんな経験から学びますし、そういうことはことさら教えられなくても自然に理解が出来たりもするのですが、なぜか、こと子供の勉強に関しては、この法則をどこかに置き去りにして、まるでインスタントラーメンでも作るかのように、やったらすぐに満点が取れるかのように思い込む方がいます。

 

冗談ではなく、これまで何組ものそういう方々の来訪がありました。

 

実際の入塾に際しては、勉強と結果の関係は決してそんなものではないことを重々説明し、それを受け止めていただいた上でこれを始めるのではありますが、後から考えると、その場での雰囲気とは別に、保護者の方の何人かは、「塾に入ったんだから来月のテストではきっと良い点を取ってくれるに違いない」などと内申密かに計算を働かせていたに違いないと思わざるを得ないこともありました。

 

中には(たとえば100例に1例くらい)、入塾の翌月のテストで満点をとってみせる子もいないではないですが、それはあくまで例外であって、ほとんどの子は、ある程度の期間の中で徐々に力をつけていき、それに伴って点数を上げていくというのが一般的な形です。

 

 

で、ここまでは良いのですが、残念なことに、そういう(敢えて言いますが)短兵急な保護者の方の中の更に一部の方は、「塾に入れたのに結果がこれでは意味が無い」などとあまりに短絡的結論を出して、「だから授業を減らします」とか、或いは酷くなると「退会します」などといわれるケースすら過去にはあったこともあります。

 

たとえば、小学校時代にちゃんとした勉強をしてこないまま中学2年や3年生になった場合で、そうした過去の問題点を顧みることも、今後の前向きな対策を立てることもしないまま、ただ塾に入れたから点数を取れる筈だという根拠の無い楽観主義だけでどうにかなると決め付ける方が、言葉はきついですが、おかしいと思います。

 

冒頭に書きましたが、勉強に限らず、何かを始めてから結果が出るまでは、努力と時間という条件が伴うものです。

 

 

それを理解した上で取り組むことが、最初のステップでもあり、逆に言えば、そこのところを飛び越えていたのでは、結果を出すことはかなり困難になるのではないでしょうか。

 

 


 

 

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