テストの前は、普段自他共に勉強の習慣のない生徒も流石に「それなりに」勉強する姿が垣間見られますが、しかし、一夜漬けはやはり一夜漬け、どうしたって頭に入れられるものの量は限られます。
「やらないよりはまし」
一夜漬けは、せいぜいがその程度のものであって、いつまでもこの手が通用するはずもなく、早い段階でこうしたイージーなやり方は改めなければなりません。
そこで、今年のACSアカデミー夏期講習では、一回100分あたりの授業料を破格といってもよい500円に設定し、夏限定で大量の勉強をここでしてもらっています。
夏休み期間中、最大60コマ6000分(計100時間)を29000円~31000円で設定して、これまでの苦手単元の取り戻しとこれからの単元予習の他、生徒の皆さんに学習習慣そのものを身に着けていただくことを目標にして日々の積み重ねをしていくという、そういうものです。
先日、ある保護者の方が面談でおいでになり、そこではお子さんが自宅でまったく勉強しないので困っているというような趣旨の話をされました(子供の方は、まったくやってないなどということはないよ!と懸命に抗議していましたが)。
そこで、上記の趣旨で夏期講習をお勧めしたところ、それではやってみましょうということに親子ともども納得してこれを始めることとなりました。
そして、早速昨日と今日とで6時間40分もの勉強量を達成、ここだけで実に多くの復習を仕上げることが出来ましたが、嬉しかったのは、これをした生徒自身が実に満足気な表情で帰って行ったことです。
やろうと思えば自分にもこれだけの勉強量を達成し、そうすることでこんなにも多くのものを得、そして達成感を得られるのだという、そんな気持ちなのでしょう。
夏休みはまだ始まったばかりですが、週明けからは同じような趣旨でたっぷりと勉強量を確保すべく、また沢山の生徒が暑い中を集まってきます。
私たちもそんな彼ら・彼女らに負けてはいられず、基本的なカリキュラムはそれとして、その上に臨機応変に組み上げる自在のカリキュラムの精査に知恵を絞っています。