英単語の暗記について、中学1年生の時点で早くも大きな差が目立っています。
一二度練習しただけですぐに長いスペルでも覚えられる子もいれば、何度練習しても短いスペルさえ覚えられない子もいます。
こうした差の元は何かと言えば、いくつかの理由がある中で、小学校4年生で習うローマ字をしっかり身につけていなかったことが挙げられます。
絶対法則かどうかはわかりませんが、単語の暗記が苦手な子を長年見てきた経験から、その殆どでそういう経緯があることを私自身が体感してきました。
今、まさに小学4年生の子供を持つ保護者の方は、これを参考に、ローマ字学習をしっかりしておかれると、この後かなり楽でしょう。
問題は、それをしてこなかった子、しないまま中学生になったこの場合です。
中学に入れば、小学生時代とは比較にならない量の勉強が必要になってきますので、そこでは今やらなければならないことで手一杯、とても過去に遡ってやり直す時間的精神的余裕が生まれにくくなりますよね。
正直な話、それでも中学1年生の時ならば、ここで頑張ればまだどうにかなると思いますが、これが2年生、まして3年生にもなると、状況はかなり厳しくならざるを得ません。
それはそれでやらなければならないのではありますが、1年生も含め、こうした「過去からの荷物」をまだ引きずっているケースでこれをどうにかしようというのは、この夏休みが最も適しています。その理由はだれでも分かりますよね。