学校は何をするところか

2011-07-08 02:23:58 | 学習塾・勉強の仕方

 

 

このコーナーは基本的に無い日新しい記事を更新することになっていますが、このところ、日常業務の忙しさでついつい更新できない日もあって、そういうときは、「普段子供たちにはコンスタントに勉強することの大切さ」を力説していることを思い出し、自分で自分を責めてしまいます。 

 

ところで、このところ新規入会の説明を聞きに来られる方、或いは時節柄夏期講習の話を聞きに来られる方が多く、昨日も何人かがおいでになりました。

 

そこでACSアカデミーの何たるかをお話した際、先方のお母さんから、学校の先生の指導についてのお話(質問)がありました。

 

お母さん曰く、学校の先生が生徒に対して行う指導その他について、必ずしも保護者が思うところとは一致しないことが少なくなく、要は、「え?その程度?それでおしまい?」といった感じなのだそうです(私はそのように受け留めました。違っていたらお詫びします)

 

それに対して、私たちの捉え方・考え方が若干違うことをご説明しました。

 

どのような点が違うのでしょうか?

 

 

     学校が行う生徒の指導は、勉強の仕方が総てではなく、そこには集団生活の送り方や、そこで身につけるべき社会性などの全人格教育とでも呼ぶべきものがあって、一から手取り足取り勉強の仕方すぉ教えるところでは必ずしもないこと。

 

     また、勉強面で言えば、平素の授業その他で教えたことを含め、ここで生活する生徒の総ての面を総合的に試す(言葉は悪いですが)場が学校であって、いわば試合の場であるとも言え、ですから試合に臨むための練習などの場はむしろ学校外(家庭や塾など)にあること

 

こう考えると、「学校の先生がどこまでも細かなケアをしてくれる」と思いがちな保護者の方は多少驚かれたり、違和感を持たれるかもしれませんが、それでもこれらは事実です。

 

むしろ、考え方としましたら「そうか、学校は試される場であって、最後まで手取り足取りの場ではないんだ」というように割り切った方がより現実的ですし、取り組み方も違ってくるのではないでしょうか。

 

 

 

今日は、そんな話を致しました。

 

 


 

 

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成績の上げ方

2011-07-06 21:52:01 | 学習塾・勉強の仕方

勉強の仕方というと、多くの生徒たち、或いは保護者の方たちは、「どうやって覚えるか」をイメージするようですが、成績を上げることだけを考えた場合、ただ教えられたことを覚えるだけではいかにも片手落ちです。

 

というのは、成績算定に必要な条件には、テストで点を取ることの他に、意欲関心態度という言葉に凝縮されたもろもろのことが大きく関わってくるからです。

 

一言で「意欲関心態度」といっても、これが具体的に何を指すのかということについては、様々な説明の仕方があって、一言で言い切ることはできません。

 

なかでも、最も大切なことの一つに「提出物」の項目があって、これをどれだけ完璧にやれるか(或いはやれないか)が、成績算定には実はテストと同様かそれ以上に大きな要素を占めています。

 

ACSアカデミーでは、成績を上げることに関しての様々なアイデアとその手法を生徒ごとに組み立てて駆使していますが、単に点を取ることだけでなく、こういう作業が実はかなり重要なことであるのが、このことからお分かりいただけると思います。

 

そして、これはある意味家庭学習の範囲にまでまたがることでもありますので、この辺りは保護者面談などの機会に必ず話題にすると同時に、ご家庭のご理解とご協力とをお願いするようにしています。

 

そう考えると、子供の成績を上げるということは、単に子供だけを対象に「覚え方を教える」のではなく、むしろそれを超えた部分での総力戦でもあるというのが私たちの考えでもあります。

 


 

 

 

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結果を出すのに必要な努力と時間

2011-07-05 22:06:57 | 学習塾・勉強の仕方

勉強に限ったことではありませんが、初めて臨むことや、ある程度歯ごたえがあって簡単ではないことを始めるときは、それに向かって努力してもすぐに結果が出ることはありませんよね。

 

ほとんど全てのケースで、努力が実を結ぶまでにはある程度の時間が必要です。

 

人はそれをいろんな経験から学びますし、そういうことはことさら教えられなくても自然に理解が出来たりもするのですが、なぜか、こと子供の勉強に関しては、この法則をどこかに置き去りにして、まるでインスタントラーメンでも作るかのように、やったらすぐに満点が取れるかのように思い込む方がいます。

 

冗談ではなく、これまで何組ものそういう方々の来訪がありました。

 

実際の入塾に際しては、勉強と結果の関係は決してそんなものではないことを重々説明し、それを受け止めていただいた上でこれを始めるのではありますが、後から考えると、その場での雰囲気とは別に、保護者の方の何人かは、「塾に入ったんだから来月のテストではきっと良い点を取ってくれるに違いない」などと内申密かに計算を働かせていたに違いないと思わざるを得ないこともありました。

 

中には(たとえば100例に1例くらい)、入塾の翌月のテストで満点をとってみせる子もいないではないですが、それはあくまで例外であって、ほとんどの子は、ある程度の期間の中で徐々に力をつけていき、それに伴って点数を上げていくというのが一般的な形です。

 

 

で、ここまでは良いのですが、残念なことに、そういう(敢えて言いますが)短兵急な保護者の方の中の更に一部の方は、「塾に入れたのに結果がこれでは意味が無い」などとあまりに短絡的結論を出して、「だから授業を減らします」とか、或いは酷くなると「退会します」などといわれるケースすら過去にはあったこともあります。

 

たとえば、小学校時代にちゃんとした勉強をしてこないまま中学2年や3年生になった場合で、そうした過去の問題点を顧みることも、今後の前向きな対策を立てることもしないまま、ただ塾に入れたから点数を取れる筈だという根拠の無い楽観主義だけでどうにかなると決め付ける方が、言葉はきついですが、おかしいと思います。

 

冒頭に書きましたが、勉強に限らず、何かを始めてから結果が出るまでは、努力と時間という条件が伴うものです。

 

 

それを理解した上で取り組むことが、最初のステップでもあり、逆に言えば、そこのところを飛び越えていたのでは、結果を出すことはかなり困難になるのではないでしょうか。

 

 


 

 

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夏期講習ノコンセプト

2011-07-04 22:32:37 | 学習塾・勉強の仕方

夏期講習について、何度かここで何をどうすべきかを書いてきました。

 

今一度確認の意味を込めて書いてみます。

 

受験生については、理屈抜きに「詰め込み」これに尽きます。

来年までの残る期間だからこそやるべきことが受験生一人ひとりにはあります。

 

詰め込みとは、受験に必要な知識を一通り再注入し、その上でそれらを活用して実際の問題を解くことを意味します。

逆に言えば、問題を解くために必要な最低限度の知識を余すところなく再注入することでもあります。

 

当然、ここで目指すものは来年の受験を成功で終えるための作業ということになります。そういう意味でやるべきことは実はたくさんありますが、夏休みの期間、これを最大限凝縮して「詰め込み」ます。

 

 

受験生以外はどうでしょうか。

 

今に限った事ではないですが、生徒の多くは問題の解き方は教えられても、それを定着させるための練習量が絶対的に足りません。

 

これではせっかく覚えた解放もたちまち忘却の彼方に消えてしまいます。

そこで、夏休み期間中に解き方を教え直した上で、変化に富んだ問題を死ぬほど解いてもらいます。

 

そうすることで、きっと新たな疑問が湧いてもくるでしょうし、それらを解決することで更に力がついていくことにもつながるでしょう。

 

これらは、長い休みのように、時間的余裕があるときでなければなかなかできません。

その点、約40日あるこの休みの機会は、これを活かすためにこそあるのだといっても過言ではありません。

 

 

 

以上、大雑把ではありますが、ACSアカデミー個別指導の夏期講習のコンセプトを書きました。

 

 


 

 

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子供の嘘

2011-07-02 17:02:01 | 学習塾・勉強の仕方

子供は、時に嘘を吐きます。

 

以前実際にあった話です。

ある中学の、比較的正直な感じがしていた子の保護者の方8母親)から突然電話がありました。

 

「ウチの娘、最近どうもあまり勉強に身が入らないようなんです。それで、一体どうしたのかと問い詰めたら、こう言いました。『学校の先生の言う勉強の仕方と塾の先生の言うやり方が違うので混乱してしまい、やる気になれなくなった』って。これ、本当のことなんでしょうか。私には子供が言い逃れしているとしか思えないんです」

 

 

このお母さんは、子供の言うことだけを鵜呑みにしない点で、賢明な人だと思いました。

はっきりいってしまえば、この子は嘘をついていました。

 

以下、この子が言ったということに沿ってお話します。

 

 

この子は英語が大の苦手で、1年生のときから手を抜き放題でしたので、どうしようもなくなって入会してきました。

 

2年生のはじめの段階でbe動詞と一般動詞の区別がつかないし、3単現も代名詞も、現在形も過去形も否定形も疑問文も、すべてが良くて3割、酷ければ壊滅状態という、そんな感じでした。

 

そうなると、英文を読んでもこれを訳すなど、まず無理ですし、そもそも英文を読めません。

ですから学校の授業についていくのは至難の技でしたので、塾では切り口を買えて勉強し直していたというのがそのときの状態でした。

 

その際、英文を訳すのに、よくあるやり方ですが、後ろから訳したりすることはせず、前の単語から順番に訳して全体のイメージを掴み、そのあとで構成の約束事に従って文意を掴むというやり方をしていました。

 

それはそれで少しは理解しやすいと思えたらしく、徐々にではありましたが、英文に対する抵抗が低下していった頃、今度は全く別の問題で、勉強に対する意欲が削がれてしまったのです。

といっても、大した話ではなく、夏が近付いて気持ちがふらふらし出し、要は遊び心が活発化したのであって、そういうときにも塾や学校では変わることなく勉強を強いられるのが鬱陶しくなってきたというわけです。

かといって、ここで正直にそう言うわけにも行かず、中途半端な屁理屈を考え出して言ったのが、冒頭の言葉だったというわけです。

 

「学校と塾で教え方が違う」というのは、そういう意味では確かにそうだったのでしょうが、しかし、それにはちゃんと理由があったわけで、保護者の方はそれをしっかりと理解してくれました。

 

また、百歩譲って、まったく別の事情で教えられ方の違いからくる混乱があったとしても、だからといって、それを理由に「だから勉強する気が無くなった」などという理屈には到底結びつくはずも無く、そんな台詞からは、ただ甘ったれた気持ちが窺えるだけです。

 

 

このときの保護者の方は、そのあたりもちゃんと理解してくださったので、幸いなことに、この子が軌道を外れることはなく、その後しばらくしてまた勉強に精出すようにはなりました。

 

子供は、意図するしないは別として、時として事実と相違することや矛盾することを、さも当然と言った口調で言い出すことがありますが、肝心なことは、周囲の大人がそれを鵜呑みにしない慎重さを持つことだろうと思う、そんな経験でした。

 


 

 

 

 

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夏期講習間近

2011-07-01 17:30:12 | 学習塾・勉強の仕方

先日も書きましたが、今に限らず、生徒たちの多くは解き方を教えられたらもうそれで全てを分かった気になって、類似問題や発展問題などを多く解くことをしないばかりに、実は分かったつもりのものすらなかなか定着しないという傾向が少なくありません。

 

そこで、ACSアカデミーは、特に今年の夏期講習では、

「解き方を教える」

ことと

「問題を多く解くこと」

を二大柱として全期間を完全燃焼させたいと考えています。

 

一つのモデルとしましては、夏休み中30日間全60コマの授業ボリュームで受講料3000円としました。

 

一コマ当たり500円という破格(手前味噌ですか?)の授業料で死ぬほど問題を解いてもらうことを目指した燃える夏というわけです。

 

 

ただし、現実問題として、受験生の場合はどうしても一題でも多くの解法を教え込まなければならないため、このコースには入っておりません。

 

詳しくは直接各教室までお問い合わせください。

 

お待ちしています。

 


 

 

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