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地元市長選を敢えて都知事選に準えてみた

2007年04月23日 10時13分45秒 | 反石原・’07東京都知事選
 統一地方選挙の後半戦には我が市の市長・市議選がありましたが、はっきり言って、少なくとも私にとっては「しらけムード」そのものでした。それでも棄権だけはせずに、それなりに考えて投票はしましたが、気分的には「もう棄権もありかな」という感じで。

 我が市の今の市長は三期目で、数年前の初当選時には「市町村合併の押し付け反対」を公約に掲げて、当時の保守系現職にダブルスコアの差をつけて当選してきた人でした。この時は、当時の市長による余りにも露骨な合併ごり押し策への反発から、誰もが予想しなかった初当選を飾り、私も投票日翌日に「おおっ」と驚いた記憶があります。その後は議会と対立して、自ら市長を辞任して信任投票に打って出て無投票で二期目に当選して、今度がその三期目という訳です。

 そういう経過から、私も今まではこの今の市長を応援していたのですが、近年はこの市長は評判が余り宜しくなく、私も今はもう興ざめしてしまっているのです。前市長からの保育所民営化施策をそのまま引継いだり、最近は市の発注工事を身内の業者に引継いだりして、余り評判が宜しくない。最近公開された米国映画「オール・ザ・キングスメン」のあらすじを正に地で行く様な展開を辿っていました。

 ただ、そんな市長を告発する方もする方で、今の市政の「一体何が問題なのか」を上手く伝えられていないのか、一市民にしか過ぎない私にとっては「一体何が何だか全然分らない」のです。前市長派の保守勢力と批判派に転じた共産党が、今の市長を批判しているのですが、共産党市議発行の新聞折込の市政ニュース(ビラ)を読んでも、事件となった落札の経過や文書類の解説が為されているのですが、説明がやたら専門的すぎて「何が何だか全然分らない」。この間も、この事をその議員関係者にぶつけたら、その人も同じ意見で、しかも他からもそういう声は聞いているが、「分りやすく書ける書き手がいない」という事を仰っていました。

 それで今回の市長選・市議選なのですが、市長選にはその今の市長を含めて3人が立候補しました。今の市長と、かつての市長派と袂を分った新人女性候補(共産党が勝手連で応援?)と、以前から反市長派だった保守系新人(前市長派で自民・公明両党が実質支援?)の、3人です。しかも市議選では、現市長派の数人の市議が徒党を組んで、駅前で揃いぶみで演説したり、選挙ポスターに「無所属・市民派」の統一ロゴを入れたりして(これで何が無党派かよ、完全な党派じゃないか)、私の「興ざめムード」が更に煽られる形になりました。
 私は最終的には消去法で、市長選挙には新人女性候補に投票しました。前述の党市議とのつながりや、久々の女性候補である事や、選挙公約の内容なども勘案した上で、あくまで消極的な支持という形で。結果は、今の現職市長が70%余りの票を集めての圧勝でした。まあ、保守系(前市長派)の当選という最悪の選択だけは避けられたので、それだけはホッとしています。

 これを、経過も背景も異なる事を承知で、敢えて東京都知事選に準えて考えてみたら、心変わりした浅野タイプの現職が圧勝して、吉田タイプの新人女性候補が次点で、石原タイプ(但しこの比喩はあくまでも思想的に一番近そうという意味合いにしか過ぎず、実際には幾ら何でも石原ほど酷くはないとは思う)は泡沫に終わり、そういう意味では、我が市では「浅野vs吉田の、夢の競演」に持ち込めたのかも。投票率も低かったとの事なので、案外東京都民も、私みたいな人が多かったのでは。
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