自民党総裁選候補の小粒感満載。同じ党首選挙でも米国とは大違い。あちらはトランプ復活の是非が問われハリスという有力対抗馬も現れたが、こちらは候補者こそ乱立すれど、誰も裏金問題の解明を言わない。鷹がどうたら、首相官邸で総裁選の事は言えない(何故?)とか。まだ裏金問題終わっちゃいないぞ pic.twitter.com/vRHlMOFZ4l
— プレカリアート (@afghan_iraq_nk1) August 19, 2024
私の勤務先は物流センターで、スーパーやコンビニに卸す商品を毎日仕分けしていますが、最近やり方が変わりました。今までは先着順に仕分けしていたのが、これからはケース物とバラ物に分け、ケース物から先に仕分けする事になりました。
仕分けの荷姿が余りにも乱雑で、このままでは荷崩れを起こしかねないので、それを防ぐ為に、荷姿の安定しているケース物から、先に仕分けする事にしたのです。
ケース物とは、15ケースジャスト、30ケースジャストのように、ケース単位で入荷・仕分け・出荷する商品の事です。それに対して、バラ物と言うのは、15ケース余り4パック、30ケース余り8パックのように、ケース数+バラ数の形で入荷・仕分け・出荷する商品の事です。
バラ物とケース物を比べたら、ケース物の方がはるかに仕分けがやりやすいです。同じ形のケースをそのままカゴ車やカートに積んで出荷すれば良いだけですから。それに引き換え、バラ物を仕分けする際は、端数のバラを入れる空ケースをわざわざ用意しなければならないし、端数のケースを最上段に乗せ替えて、送り先でも納品時に数量検品出来るように出荷しなければなりません。
「だから、どうしても仕分けに手間がかかり、ついつい積み方が雑になってしまうのだろう。だったら、手間のかからないケース物から先に仕分けしたらどうか」と言うのが、管理職の考え方です。でも、
①バラ物でも、牛乳やヨーグルトのように、重量物で大量に入荷する商品もあります。そんな商品をバラ物だからと言って、仕分けを後回しにして、いつまでも作業場に置きっぱなしにされたら邪魔で仕方がありません。
②ケース物とバラ物を厳密に区分けする事は出来ません。ケース物に付随して入って来るバラ物もあるからです。同じ納品業者が同じタイミングで納品する商品群のうち、僅か1、2種類のバラ物を、今までだったら他の大量に入荷するケース物と一緒に仕分け出来たのに、新しいやり方では、わざわざそれだけ仕分けを後回しにして、いつまでも作業場に置いておかなければなりません。そんな事されたら仕分け作業の邪魔になるし、仕分け漏れの原因にもなります。
③仕分け商品の積み方がガタガタになるのは、入荷タイミングの悪さだけが原因ではありません。仕分け作業者が、作業の優先順位を考えずに、ただ闇雲に目の前にある商品を仕分けするからです。むしろ、そちらの原因の方が大きいと思います。本当に荷崩れしないように綺麗に商品を仕分けさせたいなら、単にケース物とバラ物を機械的に分けるだけでは意味がありません。実際の商品の荷姿や量を見て、数の多い商品、重たい商品、嵩張る商品から先に仕分けするように、仕分け作業者を指導するのが先決だと思います。
でも、仕分け作業者を一から教育するには手間もかかる。作業者の人件費や教育費もバカにならない。だから、安直に、外から派遣社員や外国人留学生を導入し、安い給料でこき使う事になる。しかし、その派遣社員や外国人留学生の人選をするのは、外部の派遣会社や留学生斡旋機関です。受け入れ先の我々に、人選に関与する権利はありません。
かくして、毎日違うメンバーが入れ替わり立ち替わり来る事になります。こんな事で仕事のノウハウなぞ引き継げる訳がないでしょう。どんな単純作業でも、上達するには、それなりの場数を踏まなければならないのだから。だから、こんな小手先ばかり取り繕って、やってる感の演出で誤魔化すしかなくなるのです。
ここまで書いて閃きました。この「小手先ばかり取り繕って、やってる感の演出」に汲々とする姿こそが、今の自民党総裁選と同じではないか!裏金問題の解明も、統一教会との関係もウヤムヤにしたまま、一部政治家の役職停止や総理退陣、総裁選でお茶を濁す姿と!
勿論、被支配者に過ぎない一般国民と政治家とでは、責任の大きさが全然違います。また、同じ政治家でも、政権運営に携わる事の出来ない野党と与党とでも、全然違います。それを「与党も野党も、どっちもどっち」で切り捨ててしまうと、結果的に、今の与党・自民党の裏金政治を追認する事になってしまいます。だから、たとえ自民党と変わらない国民であっても、今の裏金政治を批判する権利は充分にあります。
でも、国民も自民党と同じような事を家庭や職場でやっているようでは、自民党を根本的に批判する事は出来ません。少しでも「自民党的な物」から抜け出すようにしないと、結局は「自民党的な物」に絡み取られてしまいます。そうならないようにしなければならないと、最近痛切に感じました。
早速、NHKは自民党総裁選候補の一人コバホーク(小林鷹之)を持ち上げ始めています。でも、あいつも所詮は小泉進次郎と同じで、若いだけが取り柄の候補者です。それどころか、安倍晋三直系の改憲論者で、統一教会の広報誌にもたびたび登場しています。そんな候補者でも、見てくれはマシなので、保守界隈では案外人気するかも。石丸伸二と同じで。要警戒です。