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首が回らなくなった

2009年10月30日 15時02分42秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
  
 
 「首が回らなくなった」といっても、別に借金の話ではありません。本当に首が回らなくなりました。
 私は、疲労性腰痛の持病を抱えている事もあって、元から首・肩・腰がよく凝るほうでしたが、ここ数日は、特に首から肩にかけての張りが酷かったのです。多分、職場異動で通勤時間がさらに早まり、環境が変わった事も影響していたのでしょう。
 しかし、それは別に今に始まった話ではなく、日常生活に支障をきたすほどでもなかったので、普段は特に凝りが酷い時だけ、近所の整骨医で電気マッサージをしてもらう程度で済ませていました。

 ところが昨夜から今朝にかけて、ついに首が回らなくなりました。首を回したり上げ下げしたり出来なくなったのです。別に寝違えた心当たりもなかったので、多分、今までの慢性頸椎症が、つもりつもって出てきたのでしょう。
 今日は有休をもらい、さっそく近所の整形外科に行ってきました。その時に撮った写真が上記のものです。
 上記左上の画像が、その時の首のレントゲン写真です。7つある頸椎(けいつい:首の骨)の隙間には、実際には椎間板(ついかんばん)というクッションの役割を果たす器官があるのですが、そこが徐々に衰えてきているのだそうです。まだまだ若いつもりでいましたが、やはり身体は正直です。
 画像の下のほう(水色の矢印部分)に比べて、上のほう(赤い矢印部分)の隙間が塞がっているのが分かるでしょう。これが、椎間板が衰えてきた証拠なのだそうです。上記のレントゲン写真・図解でいうと、第二(C2)・第三(C3)頸椎の間で、その現象が起こっているのです。
 そのあおりで、頸椎同士が根元が擦れ合って、炎症を起こしているのだそうです。それで首が回せなくなったのだとか。病名も聞きましたが、「××性××症」と、何やら長ったらしい名前だったので、覚えていません。要するに、変形性頸椎症の一種でしょう。

 医者曰く、とにかく首を動かさず安静にして、患部に湿布を張って処方薬を飲んで、ひたすら炎症が鎮まるのを待つしかない、との事でした。
 だから、それからずっと、ちょうど少し下向き加減に、前を向いたままの姿勢でいます。本当は横になって少しでも寝たいのですが、寝ると今度は首に負担がかかって、寝返りを打つと痛いので、今夜はどうして寝ようか思案中です。あれからずっと、他にやる事がないので、パソコンの前に座ってブログを書いています。
 「明日は何とか出勤してくれ」と言われていますが、それまで炎症が治まってくれれば良いのですが・・・。

 最後に、ひとつラッキーだった事を書いておきます。ちょうどこの時期は、職場異動に伴い、健康保険証も切り替え手続き中で、手元にはまだ新しい保険証が来ていませんでした。
 本来ならば医療費を実費請求される可能性もあった所を(過払い分は後日保険証交付後に改めて還付請求しなければならない)、たまたま切り替え直前に旧保険証のコピーを取っておいたので、それで代用する事が出来ました。もっとも、後日に新保険証を医者の所に持っていかなければなりませんが。それでも、一旦実費請求されよりかは、遥かにマシです。但し、今回はたまたまお医者さんの裁量で切り抜ける事が出来ただけで、いつでも写しが使える訳ではありませんので。以上、念のため。

【11月1日追記】

 整形外科医で処方された消炎鎮痛剤の効き目もあってか、ようやく昨夜辺りから徐々に首が回るようになり、やっとまともに睡眠が取れるようになりました。
 そして今日、二週間ぶりに、行きつけの鍼灸医さんで、鍼灸治療とリハビリを合わせてやってもらい、大分楽になりました。
 昨日の出勤時点では、まだ頭上にあるレイアウト表示の看板が見辛くて、商品を所定位置に持っていくのにも一苦労でしたが、その苦しみからもやっと解放されます。

 私が疲労性(慢性)の頸腕・腰痛症を患うようになったのも、元はといえば生協時代からの、朝早くから低温での作業や、パワハラも横行していたスターリン職場での精神的緊張によるものであり、そういう意味では労災とも言えるものでしょう。ところが、当時は専従職員論による洗脳もあって、パワハラ被害の自覚すらありませんでした。労災の証拠もそろえる事が出来ないまま、退職してしまった事については、今思っても痛恨の限りです。
 そして退職以降も、結局「餅は餅屋」という事で、同じような仕事で飯を食っています。身体を動かす仕事ゆえに、肥満などの生活習慣病や精神的ストレスの影響は比較的受けずに済んでいますが(これぞ「冷凍庫・冷蔵庫ダイエット」の効能)、その反面、低温環境の宿命たる頸腕・腰痛症とは、今後も一生付き合っていかざるを得ないでしょう。
 ただ、この病気のもう一方の元凶たる、パソコンでのインターネット・ブログ更新については、こちらは完全な自己責任ですので、今後は睡眠時間の確保を最優先で、時々ストレッチ体操も入れながら、メリハリをつけて、やっていこうと思っています。
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5 コメント

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メールで (三浦小太郎)
2009-10-31 08:40:53
医者の資格も整体師の資格もない私ですが、メールでちょっとご参考までに治療について書き送りました、大した内容でもないし、確信があるわけでもないので一々ブログには書きませんが、こういう苦しみは他者には伝えようがないことと思います。私の周囲にも、近い症状で苦しんでいる人が数名おりますが、その辛さを他者にはつたえようもなく、「なんだ肩こりか」「腰痛?年だね」みたいに思われるのが一番辛いともらしていたことがありました。こういう時はブログなど書かず、まずお休みください
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整体はいかがでしょうか (まこと)
2009-11-02 07:24:20
首の方のご容態、いかがでしょうか。
ブログの方はあまり無理をなさらず、できる限り養生してください。

整形外科など西洋医学では対応できない首の痛みなどについては、整体を試してみてはいかがでしょう。
私は腰痛持ちですが、時折整体のお世話になっております。
返信する
励ましのレス有難う (プレカリアート)
2009-11-02 22:56:45
 三浦さん、まことさん、励ましのレスどうも有難うございます。その他の方からも、メール等でお見舞いや励ましの言葉をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
 実は私と鍼灸・整体医さんとは、生協時代からの長い付き合いなのです。その時々の職場異動によって、行きつけのお医者は何度か変わりましたが。
http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/53deabf24608d640c679725892ca379b
http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/0785e77290542b836e71fdbc697ec096

 今通っているのは二軒の鍼灸・整体医さんで、両方とも自宅の近所にあります。
 一軒は完全予約制の鍼灸専門医さんで、隔週で日曜日の午前中に診てもらっています。一回の診療費が6千円と高額ですが、みっちり一時間半かけて治療してくれます。今回の首の件でも、ただ鍼を打つだけでなく、リハビリまでやってもらっています。
 もう一軒は、予約なしで入れて保険も効く柔道整復師さんで、こちらは一回の診療費が480円と安価で、電気マッサージと整体を併用されています。オプションで鍼も少しはやってくれますが、はっきり言って、前者の鍼灸師さんよりも腕は落ちます。こちらは、前者の補完・つなぎとして利用しています。

 本当を言うと、今回も最初から前者の鍼灸医さんの治療を受けたかったのですが、もう既に予約で一杯で、時間外診療までとても手が回らないという事だったので、初診はやむなく近所の整形外科医さんで受けることにしたのです。 まあ、そのおかげで、従来の東洋医学的アプローチとは別に、西洋医学(レントゲン)で自分の首の状況を客観的に知る事が出来たのは、非常に良かったです。
返信する
Unknown (沢村圭一郎)
2009-11-13 18:10:21
おひさしぶりです。
 頚椎の椎間板ヘルニアですか。首が回らないのは、借金も肉体的衰えでも辛いものですね。
 私は後縦靭帯骨化症という難病にかかりましてね。10年以上前に、走ってきた人とぶつかったら、髄核が飛び出して即死すると脅かされて、ぼろぼろになった5番目の頚椎を除去して骨盤の一部を移植するという8時間に及ぶ手術をしました。良くする手術ではなく、これ以上悪化するのをストップするものです。
 手術は成功したのですが、指先の痺れや歩行困難、尿の出が悪いなどの症状はそのまま残っています。というよりも、やはり徐々に悪くなっています。手が震えるため、お酌をしなければならない宴席はすっかり足が遠くなりました。

拉致被害者全員を奪還したら、頚椎談義でもしましょう。

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お互い大変ですねえ (プレカリアート)
2009-11-14 23:02:24
 沢村さん、こちらこそお久しぶりです。
 沢村さんのサイトも、もっぱら掲示板だけですが、今も時折拝見させてもらっています。あれだけの分量の投稿をずっと継続なさるのは、さぞかし大変だろうなと思っていましたが、文字通り、身を切る思いで書いておられたのですね。頭が下がります。
 私の持病は、今はまだ変形性頸椎症の段階です。椎間板がすり減ってはいますが、ヘルニアの様に、それが椎体から外側に飛び出し、神経を圧迫する所までにはいっていません。但し、このまま病状が悪化していくなら、私も最悪ヘルニアになってしまうかもしれませんね。

 後縦靭帯骨化症についても少し調べてみました。頸椎症やヘルニアは、椎間板から徐々に柔軟性が失われて(骨化して)発症しますが、後縦靭帯骨化症というのは椎間板ではなく、首の後ろの靭帯の柔軟性が失われていく病気らしいですね。
 この病気は、確かに難病には間違いないものの、頸椎症関連のネット情報や書籍には必ず登場する事からも、この病気で苦しんでいる人は案外と多いのではないでしょうか。
 どちらにしろ、私も沢村さんも、当人は必死で重だるさや痛みに耐えているのに、外見だけでは健康体と殆ど区別がつかない為に、怠業・仮病扱いされかねないとも限らないのが、この病気の辛い所ですね。
 言いたい事は他にも山ほどありますが、それを幾ら言った所で、それだけでは愚痴にしかならないので、もうこの辺で留めておきます。お互い大変ですが、逆境にめげずに頑張りましょう。
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