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なにわB級グルメ探訪8 かしみん焼き

2007年09月23日 16時14分40秒 | なにわB級グルメ探訪
 岸和田だんじり祭りの記事をアップしているうちに、「かしみん焼き」という、地元・岸和田にしかないお好み焼きがある事を知りました。何でも、このお好み焼きは、岸和田市の旧城下町の、その中でも俗に浜手と呼ばれる海側一帯(狭義には府道堺・阪南線より西側)の町内でしか食されていないものなのだそうです。それで早速食べに行ってきました。

 実は、最初は横着して、大阪市内の繁華街・道頓堀の、極楽商店街というネーミングの屋台村にある「かしみん焼き」のお店で済まそうと思ったのですが、そこのメニューにはそれも含めて3種類のお好み焼きしかなく、全然腹の足しにもならなかったので昼食は他の店で済ます事になり、しかも屋台村の入場料も別に取られるわで、はっきり言って「ボッタクられた」様な感じしか残りませんでした。

 それでまた日を改めて出かけたのが、「かしみん焼き」発祥の地と目される本場・岸和田のお好み焼き屋さんです。浜手の旧漁師町の、店の裏には昔の海岸線の防波堤の跡がずっと続いてその先は埋立地の公園・グラウンドという、そういう奥まった所にそのお店がありました。それで入って注文したのが写真の「かしみん焼き」。大(500円)・中(400円)・小(350円)の3つのサイズがあって、私はその小サイズのものと焼きそば(450円)を頼みました。

 「かしみん焼き」の名称は、通常のお好み焼きが豚玉や牛玉を使うのに対して、かしわ(鶏肉)と牛脂のミンチを使う所に由来しています。つまり、「かしわ」+「ミンチ」から転じて「かしみん焼き」となったのです。そして、そのお好み焼きの生地も、大阪でよく食べられる通常のお好み焼きみたいな、ボテッとしてモッチャリしてソースやマヨネーズでギトギト・コテコテのシツコイやつではなく、寧ろ広島焼きに近い感じの、クレープ感覚で食べられるものでした。

 このお店のお好み焼きはみんなそんな感じです。他にも「粉から焼き」という肉玉無しの素のお好み焼き(130円)や、それに玉子を混ぜた「玉子から焼き」(240円)というものもありました。物珍しさもあって、私はその玉子の方も追加注文してしまいました。

 お好み焼きは、大阪の「粉もん」文化を代表する食べ物としてよく引合いに出されますが、私はそのボテッ・モッチャリ感がどうしても好きになれず、今までは余り食べる事はありませんでした。しかし、今回の「かしみん焼き」は、それまでの既成概念を打ち破るもので、なかなか美味で食べやすいものでした。どちらかといえば小食で間食も余りしない私ですら、焼きそばにお好み焼きを2種類も食べても全然胃にもたれませんでしたから。

・道頓堀の屋台村にある「かしみん焼き」屋のHP
 http://www.doutonbori-gokuraku.com/floor/5f/5_9.html
・岸和田の発祥の地と目されるお店のルポ
 http://d.hatena.ne.jp/TouchOut/20070529 
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