先週末、浜松で実務研修会を開きました。
エイジングライフ研究所の研修会は、毎回全然違う雰囲気になるのが不思議なのですが、今回は、テストの解釈法の解説方法を変えてみたり、新しい「簡単マニュアル」を用意したりもしましたので、一層いつもと違う研修だったと思います。少しずつは進化していると思っています!
今回研修を受けられた皆さんにご連絡があります。
二日目の途中で「脳のリハビリについては後ほど、マニュアルに沿って説明します」と言ったにもかかわらず、私の頭からきれいに消えてしまってました。
そのように話したことは覚えているのですけれど・・・
そして、もう一つ言い訳をすると、今思い出したのではありません。研修会終了後すぐに思い出したのですが、「時すでに遅し」という諦めと、急いでやらなければいけない用事が重なって今日になってしまいました。
普通の人たちはこのようなことがあると
「ちょっとボケたかな?」とか、もっと深刻に
「これはボケに入ったに違いない」とか思うのでしょうね。
加齢に伴う許容範囲の「注意分配能力」低下だと思います(笑)
同じような事件をこのブログでも何度か報告していますね。
若いころには想像もできなかった、能力低下が起きてきます。
病的なもの忘れと正常な物忘れの違いを「昨夜の夕食の献立を忘れているくらいは歳のせい。病的な物忘れは夕食を食べたことすら忘れている」とよく説明されますが、ボケに向かっているかどうかの分かれ道は 「意欲があるかどうか」なのです。
日常生活でいろいろな失敗を起こしても、年齢相応の脳の機能があれば、(と、いうことは若いころよりも注意分配能力が低下していても、それが年齢相応なら何の問題もないという意味になります)「物忘れ」を訴える前に「意欲低下」を訴えるものです。
前頭葉機能が年齢相応にキチンと機能していれば、失敗を起こした時に
①反省ができます。
②次に失敗しないように工夫ができます。
エイジングライフ研究所が出している認知症予防のパンフレットには
「物忘れ 反省と工夫がきけば 歳のせい」と書いてありますね?!
言い訳ばかりしていると、今日のブログのテーマをまた忘れそうです。
脳のリハビリ、教室運営についてはマニュアルBの238Pから説明してありますので、一度眼を通しておいてください。予防教室のカリキュラム作成上の留意点については250Pからです。
タケノコいも畑(友人は立っています!)
予防教室開催の時には、この集りの意味をいつも脳機能という側面から解説をしてあげることです。
その説明が十分に理解できるためには、理解できるだけの脳機能と体験が必要です。
もっと近道は、脳機能テストをしてあげること。もちろん、その結果に基づいた生活改善指導は当然です。
身に付くと、長期間追跡した脳機能テスト(小布施町と豊科町)に報告したように、年齢は重ねていくのに脳脳機能が改善していく人たちがたくさん生まれるのです。