脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

沖縄日記ー動植物シリーズ

2021年11月22日 | 私の右脳ライフ
IMG 3036美ら海水族館
沖縄での休日が実現できそうになった時に、息子から希望を聞かれました。
「美ら海水族館と今帰仁城跡、辺戸岬と大石林山。ちょっと欲張りかなあ」と答えたら「多分全部連れて行ってあげられると思うけど、やんばるは?」
「えっ!やんばる行きたい!」という過大な希望でしたが、すべて実現しました。
くちびるが青い!

正面のどや顔。

横顔バージョンのどや顔

愛嬌があります。

かわいい。

イカは動きが複雑!どっちが前?

何時間もいましたが、時間切れ。入館前に促されて撮ってもらった写真。
美ら海水族館のルーツは沖縄海洋博のパビリオンから始まります。1979年に沖縄記念公園水族館として開館され、2002年に美ら海水族館としてリニューアル。そのどのときにも行きたかった(笑)

目の前のモニュメント。


さてもう一つのビッグイベント。やんばるナイトツアー。
トカゲとヘビが大好きで琉球大学生になった孫は、やんばる夜間通行証を持っていますので、連れて行ってもらうことができました。
ブックやんばる3村ルール.pdf この書類を読むと、やんばるの位置する国頭村・大宜味村・東村の三村がやんばるを大切に思う気持ちが伝わってきます。

ロードキルを防ぐための慎重運転には、わが孫ながら感心しました。本当に丁寧に小動物をよけながらの運転です。

淡々と教えてくれましたが、特別天然記念物オキナワイシカワガエル。日本一美しいといわれるカエルです。稀少度はヤンバルクイナ並だそうで、しかも貴重な青バージョン(普通は緑色)。今回観察できたのは掌半分くらいのサイズです。よく見つかったこと!

特別天然記念物。その2 ケナガネズミ。徐行運転中、道端で発見。
ちょっとボケていますが、ケナガネズミの特徴である白いしっぽがはっきり見えました。ネズミといってもネコくらいの大きさがあって、動きもゆったりしているしとってもかわいい印象を受けました。

孫はもうひとつ、天然記念物のナミエガエルも観察できたそうです。

ヤンバルトサカヤスデ。私がすんでいる伊豆高原でヤスデが大発生しています。これみたいです。日本中かと思っていましたが特異的な大発生だとわかりました。
もとは、台湾の生物が沖縄奄美に入り、鹿児島、徳島、静岡、神奈川、埼玉へと侵入しているのだそうです。国立環境研究所の侵入生物データベースのページを貼っておきます。
圧巻。リュウキュウアオヘビ。

ヘビは視覚聴覚が発達していないので、舌で臭いを嗅いでいろんな情報を認知するといわれています。確かに二股になってる方が刺激を受け取りやすいですよね?

2時間のナイトツアーはあっという間。宜野湾から2時間かけてきてくれて、2時間のナイトツアーに連れていってくれて、また2時間かけてとんぼ返り…本当にありがとう!忘れられない誕生日祝いをしてもらいました。
付録の一枚。琉球大学キャンパスツアーの記念写真。珍しく「撮って」と頼んだ一枚です。

もう一枚。このホウオウボクは日本では沖縄だけに自生しています。この種は1メートル近くありました。

ヤンバルクイナは昼行性なので、翌日国頭村ヤンバルクイナ生態展示学習施設「クイナの森」に連れて行ってくれました。

ヤンバルクイナのクー太くんに会えるのです。ヤンバルクイナは生涯一夫一婦制。オスも子育てするということで厚労省のマスコットになれそうです。
「一羽では寂しいのではないですか」と尋ねたら「メスと一緒にしたら、子育てに夢中になって、その結果こうして皆さんの前に出てこなくなる。オスだと縄張り争いで大変。そんなに寂しくなさそうですよ」
下から瞼の膜が上がってきて、確かに居眠りしてました(笑)

目覚めているときは、つぶらな瞳といってもいいと思います。赤いんですね。

眼だけでなく、赤いくちばし、赤い脚。なかなかおしゃれです。これで時速40キロですって。

巨大ヤンバルクイナ。辺戸岬を遠望する山中にいると聞いて狭い道を進みました。いました!11.5メートルのヤンバルクイナ出現。展望台です。

那覇市内になると、こう変身。


本島北端にある大石林山にも連れて行ってもらいました。

ここは巨木と巨石からなるパワースポット。

生まれ変わりの石!

もちろんマングローブの巨木からなるうっそうとした林が続くエリアもあります。

大宜味村での一枚。レストラン入り口のハイビスカスにツマベニチョウ。

レストランのテラスから。

那覇市内だって、心惹かれる動物に会いました。
沖の宮ビーチ。まるで擬態しているようで、目をこすってしまいました。

宜野湾市トロピカルビーチ。絵になります。

沖縄県中部の都市、宜野湾市、沖縄市、豊見城市そして那覇市に行きました。
街路樹として咲いている花たちの色鮮やかなことにも感動。国内唯一の亜熱帯地域だからなのでしょうか。
サンタンカ。

ちょっとした植え込みに咲いてます。目にしたことがないハイビスカス。

植物検索ソフトによると、ジャスミンというのですが。
葉は肯けますが花は違うと思います。ジャスミンの向こうから別の花が咲いているのではないでしょうか?(どうしても納得できなくて再検索。ニンニクカズラらしいです)
景色に声をあげ、食事に満たされ、歴史や文化にも興味をそそられ、多くの珍しい生物たちにも出会えた沖縄の旅でした。


沖縄日記ー心に残る風景2

2021年11月22日 | 私の右脳ライフ
うるま市の勝連城跡を訪れた日は祭日で、抜けるような青空の下若者たちのパフォーマンスを楽しむことができました。

10月にオープンしたばかりのあまわりパークでも、いろいろ知識をゲットし演劇パフォーマンスも楽しみました。
往時の勝連城。勝連城跡からの海はほんとにすぐそこでした。貿易で国力を高めたというのもうなずけます。

演者は地元の中高生と聞きました。

城壁に囲まれた曲輪でこんな光景が。心温まりますね。

中城城跡(ナカグスク城跡)時間切れで、遠望のみ。

読谷村、座喜味城跡。規模は小さいのですが、博物館が併設されていてとてもよく理解することができました。沖縄最古のアーチ門。

広々とした曲輪。

ほとんど一周できます。
青空の中に琉球石灰岩の色や質感が調和していました。

今帰仁村、今帰仁城跡。息子曰く「グーグルが勝手に作ってくれた!」のだそうです。

門の形式が、座喜味城とは違います。

松もありましたが、さすがにソテツ。

フウリンブッソウゲ。

珍しく、記念写真。

首里城の火災の痛手は大きいみたいです。

守礼の門をくぐった先に園比屋武御嶽石門はあります。

首里城の手前に玉陵。

「琉球王国のグスク及び関連遺産群」が世界遺産として認定されました。城跡は今帰仁・座喜味・勝連・中城それに首里城跡。城跡だけでなく斎場御嶽、玉陵、園比屋武御嶽石門、識名園を加えた9資産。短い時間でしたが5資産を訪れることができました。


そのまま北上して、恩納村OIST沖縄科学技術大学院大学へ。

私はこのようなすばらしい大学院が沖縄にあることを全く知りませんでした。世界中の研究者たちの垂涎の的。施設も最新なら、住宅も完備。何より気候風土の良さ…
研究棟と同じように住居も完備されているのですって。

心に残るといえば、私にとってはやはりその土地の人たち。どのように生活していらっしゃるのか興味がありました。

那覇市内のモノレール旭橋駅から、歩いて20分足らず。沖縄の一之宮、波の上神社があります。

その裏手に那覇で唯一の砂浜ビーチである波の上ビーチが広がっています。すぐ上を見ると空港に行くのでしょうか?自動車専用道路が走ってるようなロケーションです。シーカヤックの人たちがスイスイと通り過ぎていきました。

なんと鳩の餌付けをしているグループ。

大きな声あげて、お歳を聞きたかった…毎日の日課という感じでしたから。

スキューバダイビングから上がった人に、通りがかった自転車の人がとても親しそうに声を掛けました。まるで毎日の日課のような感じでした。

朝の散歩に行ってこんな素敵な光景を目にしました。生活を楽しんでいるのですねえ。
また別の日の朝散歩。こんどは逆方向の奥武山公園へ足を延ばしました。

都会の真ん中の橋。その真ん中で釣り人発見。

朝の散歩で沖縄の方々のどこか肯定的な生き方を感じることができました。朝から生活を楽しんでいる。
もうひとつ沖縄といえばカチャーシー。人が集まると喜びや悲しみをかき混ぜてみんなで分かち合おうということがカチャーシーの起源ですってね。高齢になっても習慣的にやり続けることができれば、これは認知症予防の精神にもつながります。沖縄でも社会構造的な変化が起きてきているという話も聞きましたが、精神はたぶん脈々とつながっている!と思いたいです。







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