たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

パンデミック条約 反対 緊急記者会見 デモは4月13日です 2024.04.06.

2024年04月06日 22時47分34秒 | 気になるニュースあれこれ

【削除覚悟】パンデミック条約 反対 緊急記者会見 デモは4月13日です 2024.04.06. (youtube.com)

 

(追記)

YouTubeは速攻で削除されたようですが、ツィーターLIVEとニコニコに残っています。

Xユーザーの林 千勝 Hayashi Chikatsuさん: 「★ 4.13 デモに向けての記者会見 ★ 本日、プレスセンターにて、井上、村上、上條、谷上、河添各氏と共に記者会見を実施しました。 多くの報道関係の方にお越しいただき心より感謝申し上げます。 会見模様は動画をご覧ください。 ★お願い★… https://t.co/mDwYonXPd1」 / X (twitter.com)

「★ 4.13 デモに向けての記者会見 ★

本日、プレスセンターにて、井上、村上、上條、谷上、河添各氏と共に記者会見を実施しました。

多くの報道関係の方にお越しいただき心より感謝申し上げます。

会見模様は動画をご覧ください。

★お願い★

まわりのまだデモのことを知らない方々に是非お声かけ下さい。今回、デモ初参加の方が非常に多いです。 右も左も無いオールジャパンです。 歩く距離は2キロ弱、事故なきようお願いいたします。」

 

Xユーザーの谷上 のぼる〘和泉市議会議員〙さん: 「【🎤緊急記者会見】#拡散希望 #WHO #パンデミック条約 #地方自治法改正案 ◯#井上正康 大阪市立大学名誉教授 ◯#村上康文 東京理科大名誉教授 ◯#上條泉 WCHJ事務局長 ◯#谷上昇『和泉市議会議員』 ◯#林千勝 近現代史研究家 ◯#河添恵子 ノンフィクションライター ◯#佐藤和夫 主催者 https://t.co/fKvZnqYHc5」 / X (twitter.com)

 

パンデミック条約反対 記者会見 2024.04.06. - 2024/4/6(土) 10:55開始 - ニコニコ生放送 (nicovideo.jp)

 


『ウィーンの森の物語_中央の人々と生活』より-外国人労働者をめぐる問題

2024年04月06日 00時57分41秒 | 本あれこれ


「西ヨーロッパ諸国は、長い資本主義の歴史をもっている。それによって物質的に豊かになった。そのうえ、近世重商主義の時代から世界の富を西ヨーロッパに集めた。現代では、アメリカや日本を除いても、西ヨーロッパ諸国は賃金も俸給も高い。だから西ヨーロッパ諸国以外の人々は、経済生活で西ヨーロッにひきつけられる。それは、いわば必然である。こうして大量の労働力として彼らは西ヨーロッパに流入する。

 オーストリア人は事務所におり、よい職場には外国人はいない。例えば、銀行に外国人はいない。最近、薬局に数人の外国人が採用されたが、そこではいつも喧嘩が起きているという。オーストリア・ドイツ人はいい職場にいるし、外国人は逆に下の階層にいる。オーストリアでは、銀行員、薬剤師、医者、経営者、家主、教師、官僚、重役は、ほとんどドイツ人である。そして外国人を安く働かせる。例えば、道路掃除、雪かき、家事手伝い、子守、売子、道路工事、建築労働、スーパーのレジ、運転手、工場労働、レストラン、看護婦である。単純作業の工場労働は、8割が安い外国人労働者である。ヨーロッパではどこでもそうだ。

 日本人のM先生の家主は大きな家に住んでいる。そして息子がその家の管理人をして、コロンビア女性と結婚している。彼女が帰郷してから、コロンビア人をたくさんつれてきた。友人、親戚で、9人もである。彼らは一つの住居に住んでいる。オーストリアで稼げば、コロンビアで働くより賃金がずっといいからだった。彼女はそのうちの二人を就職させた。M先生は、「オーストリアは安い賃金で外国人を働かせている」と指摘する。

 ウィーンで、新聞売子のような肉体労働はオーストリア人はやらない。そうした職種につくのは、インド人が多い。昔は、例えば、『クーリエ』の売子は、3シリングの新聞を売って1シリングの収入をもらっていた。いまは7シリングになっているから、2シリングの収入かもしれない。彼ら外国人労働者は、だいたい月6000シリング(8万円)を稼いで、生活を切り詰め、安い部屋を借り、故国に3000シリングを送金しているそうだ。月3000シリングの生活は苦しい。 

 外国人はヤミ労働をする。市民権か労働許可証をもたないと、ヤミ労働になるわけである。それは一層、低賃金となる。そして、労働許可証や市民権を得るには大変である。これらのヤミ労働は経済統計には現れてこない。こうしてオーストリアでは、実際の肉体労働は外国人にやらせ、自国民はいい給料、長い休み、短時間労働を享受している。ヨーロッパの短縮で有名なのは、これが大きな原因である。外国人労働者がいなければ、ヨーロッパは経済的につぶれてしまう。それなのに、外国人を低く見ている。一方、オーストリアでは、ドイツ人だけは二重国籍をとれる。

 ヨーロッパは新しい移民時代を迎えている。アジア、アフリカ、ラテン・アメリカの第三世界から膨大な移民がやってくる。オーストリアには、旧ハプスブルク帝国には、もともと多くの外国人がいたのに、それに輪をかけている。第三世界には貧困が、ヨーロッパには富と文化があるので、強い力でヨーロッパは人をひきつける。そしてヨーロッパのその富と文化は、初めから第三世界の搾取でできあがっていたのだが。」

(倉田稔『ウィーンの森の物語-中央の人々と生活』NHKブックス、1997年4月25日第一刷発行、150-152頁より)