行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

JR北海道の危機、新たな視点が必要

2017-04-04 21:07:48 | Weblog
 
トンネルを出ただけで北海道新幹線

毎日のように旅行会社から北海道新幹線利用の案内が送られてくる。北海道内はほとんど走らないで青函トンネルを出ただけなのに何故北海道新幹線になるのか?新聞も見出しに「北海道に新しい玄関......
 

華々しく登場した北海道新幹線、しかし、JR北海道は昨年11月18日、利用者数の減少などにより「単独では維持することが困難な線区」10路線13線区を正式に発表した。13線区の合計は1237.2キロメートルで、全線のおよそ半分にあたる。本日4月4日、JR北海道の島田修社長は同社が進める地方路線の見直しに関し「人口減少が急速に進み、鉄道としては維持できなくなった。全国共通の課題に、先んじて対応を迫られた」との認識を示した。リニア、新幹線、豪華リゾート列車などの対極に北海道の鉄道は位置し、会社自体の存続が危ぶまれている。

地域の交通機関としての役割は人口減少で鉄道は難しいことがはっきりした以上、他の手段を探らなければならない。観光客はインバウンドもあり、北海道にとって最大の産業となる。観光客が利用する鉄道と割り切って安全・安心を徹底し、存続を図る以外ない。地域の交通は発達した高速網と道路網が担い、バスとミニバス、タクシーをどう巧く組み合わせるかだ。

安全が確保された観光鉄道網には東日本や西日本の豪華リゾート列車を乗り入れ、プラスワンの稼働率アップを図ることもかんがえられる。

 

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