年金生活者にとって高値の花のボルドーが2月のEPA発行により、安くなり、700円台で店頭に並びだした。以前紹介したヨーカドーのプライベイトブランドのボルドーワイン(メゾンドゥアール)より、安値になっており、セブン・ヨーカドーは対策を考えなくてはならないだろう。
輸入ワインの動向は下図のごとく、近年はチリワインがかつてのフランスを抜いてトップの座を確保してきた。
2018年輸入ワインの構成比は、輸入量1位のチリワインが約3割を占め、2位のフランス(25%)、3位イタリア(18.7%)、4位スペイン(11%)などを含めた欧州産ワイントータルでは約6割を占めていた。
ところが2月EPA以来フランスが巻き返しを図ってきて、2月から7月の半年間で、EUからのワインの輸入量が前年同期に比べ28%増えた。財務省が発表した品目別の貿易統計で判明した。半年間のワインの輸入量は8425万リットルだった。最も多かったのはフランス産で、全体の4割を占めた。
ボルドーの攻勢が店頭に現れたわけだ。1000円以下なら年金生活者のワイン認定だ。例えばこのワイン(セニョール ドゥ ラ トゥール)業務スーパーでは700円台で買える。金賞を五つも取っているだけあって、メルローとカベルネソービニヨンからなるできばえは素晴らしい。