行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

ダイヤモンド・プリンセス号での天国と地獄

2020-05-13 22:19:05 | 事件

先ほどのニュース、28歳の力士が4月4日に高熱、保健所の電話が繋がらない上に、どこの病院も受け入れず、8日にようやく入院、10日にコロナウィルス陽性と判ったが容体が悪化し、19日から集中治療室で療養していたが、5月13日ついに肺炎で亡くなった。若くて健康体であってもコロナは死に至る。合掌

連休の前に旅行社から、巣ごもり中に旅の動画でも見てと、メルマガで送ってきた中に、何とダイヤモンド・プリンセスの沖縄・台湾クルーズ6日間の動画が入っていた。定年退職した夫婦が登場しての幸せいっぱいの旅で、3層吹き抜けの黄金に輝くロビーでの鏡開き、甲板のジャグジー浴からの夕陽、船室もバルコニーでのシャンペン付き朝食、ディナーはイタリア料理で有名なサバティーニでと、当に6日間天国だ。

ところが、たった1人のコロナウィルス感染者が乗っていたことから、2月3日横浜入港のダイヤモンド・プリンセスは徐々に地獄へと変わっていったのだ。乗員・乗客3711人の内712人が感染し、13人が亡くなっている。全員が下船出来たのは3月1日、その間の恐怖は大変なものだったと思うが、あまり乗客からのレポートは見かけない。

送られてきた動画を見ると、船室での食事とか、サバティーニでの食事は特別で、通常は何箇所かのレストランで取る。その殆どがブュッフェスタイル、乗客はご機嫌で会話しながら食事をする。興奮するカジノも併設、マイクロ飛沫は飛び交う。船内劇場での豪華ショウーは密集した席だ。18階建ての船での上下階移動はエレベーター、ここでも蜜だ。階段には必ず手すりがあり、多くの人が触る。これでは約一ヶ月船内に閉じ込められたら、感染の機会が多い。1100人の乗員も船室のドアノブを触ることが多い。見方を変えると地獄だ。

もちろん教訓はこの動画から見て取れる。感染症の患者が発生したら、三蜜を避けること、食事は各部屋でとること、そしてこまめに手洗いをすることだ。

本日、市の広報で10万円支給の案内が来ていたが、25日に申込書を郵送するというのんびりしたものだ。是が日本のスピード感??知人の在日米国人にはトランプから1200ドル先週振り込まれたと喜んでいた。もちろんトランプ支持者だ。自分は税金を毎年銀行口座から引き落とされるが、何故そこに振り込まれないのか不思議だ。

コメント
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