年始年末にかけて2016年のボルドーとスペインのガルナッチャ種(フランス語でグルナッシュ)「オノロ ベラ」を選んだが、値段の安いオノロ ベラがうまかった。我が家のかつての家のみワインシャトーヌフ・デュ・パフの主要品種がグルナッシュで馴染んでいたせいかもしれないが、2020年と若いワインだが、力強い質感が有り、各種の果実味が何ともいえない。これが1600円で買える。
グルナッシュは世界第二位の栽培面積を持つブドウ、スペイン原産の品種で仏ではコート・デュ・ローヌやラングドック・ルッションで栽培され、イタリア、サルディーニャ島ではカンノナウと呼ばれ、やはり主要品種だ。この品質で安さの秘密は多量品種にあり、国産ワインは残念ながら太刀打ちできない。
調べてみると、リオハの南、マドリッドの北西カラタユドが産地でワイナリーのオーナーであるミゲル・ヒルの曾祖母の名前・オノロと、祖母の名前・ベラにちなんで名付けられ、ラベルが特徴的だ。