21年12月、「今年の株式市場は日米ともに変動が激しく、年金生活者はボーとみているだけが最良の策だ。昨年のコロナショックの時も、2018年の10月暴落もそれで乗り切れた」と書いた。22年のマーケットは専門家も予想できない変動だった。円レートの変動がその典型だろう。対ドル相場では年初115円から151円まで円安になり、年末には130円へ円高になった。ひとえに米国のインフレ対応で金利を上げ続けた結果だ。株価はそれに連れ下がり、2022年ダウは9%、S&P500指数は19.4%下落した。期待のハイテク指数ナスダックも33%と暴落し、人気のレバナスを買っていた人は大やけどした。
日経は9.4%の下落でおさまったのは幸いであった。
S&P500指数と日経指数で運用している年金生活者はボーッと見ていたため、被害は少なかったといえる。自分のポートフォリオはインデックス投資を中心に分散投資をしており14%の下落で済んだ。
今年2023年は米国の金利が引き続き上がり続け、3月頃に最終的な金利(ターミナルレイト)が確定するまで株価の変動は大きく、専門家も後半になって金利動向が明確になれば米国の株価は上昇すると言っている。やはり年金生活者は当面、動かないで静観を決めるにかぎる。