行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

女子プロゴルフ、メジャー、ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ、15歳のアマが制覇

2024-05-06 17:39:18 | スポーツ
日韓女王対決となった最終日、誰も予想しなかった結果となった。まさかという坂があった。

韓国のアマチュア、リ・ヒョソンが衝撃の日本ツアー最年少優勝を飾った。10位から出て、1イーグル、5バーディー、2ボギーの最少67で回り、通算8アンダーで、15歳176日での国内男女ツアーを通じて歴史的最年少Vを達成した。最終日の7打差逆転はメジャー最大(これまで5打差逆転)と記録ずくめの優勝となった。日韓の女王が強い風に度々グリーンオーバーしてスコアを後半落としたのに対しリ・ヒョソンは最終18番パー5でツーオンし、豪快なイーグルで締め、逆転劇を演じた。韓国の女王イ・イェウォンは昨日までの正確なショットが乱れ、最終日は76,山下は74と共に悪いショットを、高速グリーンでカバーできず先に上がったヒョソンに追いつけなかった。

何故こんなことが起こったのか?
スタート前にリ・ヒョソンのキャディ(ハウスキャディ)がひょっとすると優勝するかもと言っていたと放送解説者が言っていた。そのキャディによると、そのくらいとんでもない逸材だとのこと。
ここからは推定だが、山下のアプローチパットの外し方が異常で3パットのケースもあり最終日パット数31に対し、リ・ヒョソンは26とパットだけで5打差もあった。つまり、グリーンの状況を熟知しているハウスキャディのアドバイス通りにパットしたヒョソンが最終18番での勝利のイーグルパット(3m)を沈めた。連戦錬磨のプロが読見切れない高速グリーンをアマが読めるとは思えない。キャディの功績大と見た。もちろん15歳のアマがその通りに打てるというのは逸材かもしれない。大きくなったら是非日本でプレーしてもらいたい。

最後まで食いついたのは2位となった佐久間朱莉で18番のバーディパットを惜しくも外し、リ・ヒョソンに追いつけなかったが、最終日71と健闘し、日韓女王を上回ったのは立派、単独2位のご褒美は優勝賞金2400万円だ。これで佐久間は今季通算4570万607円で未勝利ながら6位→3位に浮上した。


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