行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

天国に一番近い島で暴動は残念

2024-05-16 11:39:28 | 海外
南太平洋にあるフランス領のニューカレドニアで、13日から大規模な暴動が続き、複数の死者が出ていて、日本人観光客も足止めされています。フランス政府は、現地に非常事態を宣言し、事態の鎮静化に努める方針です。とのNHKのニュースに今朝驚いた。

南太平洋のフランス領はニューカレドニアとタヒチが観光地として有名で何年か前にタヒチの諸島を訪れ、のんびりとした南国のパラダイスに癒された。次は天国に行く前に天国に一番近い島(注)ニューカレドニアに行こうと思っていただけに残念だ。

背景にはかねてからの先住民を中心とした独立運動がある。フランスとしては懐柔するために地方選挙権を与える現地の住民を拡大させようというフランスの議会での動きに対し、独立を目指す住民の間で反発が広がったためだとみられている。1985年に独立運動が発生しているので、フランス政府の対処が遅すぎたのではないか?

ニッケルやコバルトが採れる島なのでフランスとしては確保したいのだろうが、そろそろ独立させて南国のパラダイスを復活させてもらいたい。


注、「天国にいちばん近い島」著者 森村 桂
  原田知世主演で1984年に映画化された。

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