行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

寂しいユニチカの繊維撤退

2024-11-28 16:27:41 | 企業
経営不振のユニチカが繊維事業から撤退するというニュース。「同事業が低迷し2025年3月期は2期連続の最終赤字を見込む。再建に向け主な取引銀行に金融支援を求め、三菱UFJ銀行などは300億~400億円規模の債権放棄に応じる方向だ。官民ファンドが出資し、筆頭株主として立て直しを支える」と報じられている。

1966年に入社し、大阪の営業所出入りの仕立屋から月賦で買ったのがユニチカの前身ニチボー製のスーツ、初めて買ったオーダーメイドで長く愛用していた。ユニチカの前身は「東洋の魔女」で有名な日紡で、大阪では超一流の会社だった。その後中国など後進国との競争に繊維産業は直面し、岡山のジーンズのように付加価値の高いものを除き、廃れる流れだった。

寂しいが、新分野で経営の立て直しを期待したい。

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