安倍元首相が暗殺されて2週間、驚くべき事実が次々と明らかにされている。特に反社会的団体のカルト集団と自民党安倍派との結びつきは信じられないほどの関係だ。実弟の岸防衛相は記者会見で、選挙応援などカルト集団との関係を明らかにしているが、細田衆議院議長はカルト集団の集会に出席、讃える祝辞まで映像で流れている。
霊感商法での壺等の販売、巨額の献金など、信者をマインドコントロールするやり方はかなり以前から社会問題になっているにも拘わらず政権党の自民党や行政が何の手を打つこともなく、逆にカルト集団に利用されていた。今回の安倍元首相暗殺の背景について、当初マスコミは選挙中だったためか政治テロ扱いにして民主主義の危機と報道したが全くの見当違いだった。行政がカルト集団を放置していたつけが今回の事件を生み出した。
また新たに、伊達忠一前参議院議長がカルト集団集会に出席し、挨拶したと次のように映像が流れ報道されている。
旧統一教会の教祖夫妻の名前を出し「今日ほど文総裁・韓総裁ご夫妻が説いておられる『共生・共栄・共義』の精神が切実に必要とされる時代であると思うのです」
更に、本日驚くべき発言が報道された。カルト集団との付き合いで何が問題なのか判らないという自民党福田総務会長の次の談話だ。
29日の記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)やその関連団体と同党所属議員の関係が相次ぎ報道されていることに対し「僕自身が個人的に全く関係がないので、なぜこんなに騒いでいるのか正直よく分からない。何が問題か僕はよく分からない」
国会で特別委員会をつくり、国会議員とカルト集団の関わりや献金の実態、霊感商法の実態を明らかにするべきだ。